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すごい人になるヒントをまとめるブログ

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子育て

子どもの問題行動に困っている時に考えたい『愛着』 -医学モデルと愛着モデルの視点-

参考図書は、精神科医・作家の岡田尊司(たかし)さんが書かれた『愛着障害の克服』です。人が生きていく上で、子どもを育てる上で愛着は必要不可欠なものです。 前回は、主人公の小学校教諭が、学校でも家庭でも子どもの問題行動に悩んでいると言う話に触れ…

岡田尊司さんの本『愛着障害の克服』から愛着についてを学んでいきます

今回から愛着・愛着障害について学びます。参考図書は、精神科医・作家の岡田尊司(たかし)さんの著書『愛着障害の克服』です。 愛着は人が生きていく上で、また他者と関わり人を育む上で大切なものです。『愛着障害』と聞くと自分は問題がないと思う方が多…

否定の指示はわかりにくい?

否定は分かりにくい 手を挙げるゲームをした時、否定をされると理解に時間がかかることが分かりました。大人でさえもこんなに分かりにくいのだから、子どもに理解する力が十分に養われていない場合は余計に分かりにくいのかもしれないと感じました。 否定さ…

幼い頃から弟達をいじめていた少年A

1997年に神戸で小学生が連続して襲われる事件があり、この事件により山下彩花さんと、土師(はせ)淳くんの尊い命が亡くなりました。その事件の犯人は、当時14歳であった少年『A』でした。Aは子どもの頃、祖母に全てを受け入れられ、愛されている事を感じて…

祖母を失った少年A -死と性欲の連結-

1997年に神戸で小学生が連続して襲われる事件があり、この事件により山下彩花さんと、土師(はせ)淳くんの尊い命が亡くなりました。その事件の犯人は、当時14歳であった少年『A』でした。Aは子どもの頃、祖母に全てを受け入れられ、愛されている事を感じて…

少年Aから見た子ども時代はどのようなものだったのか

20年以上前に、神戸で小学生が連続して襲われる事件があり、この事件により、山下彩花さんと土師(はせ)淳くんの尊い命が亡くなりました。その犯人は、当時14歳の少年『A』でした。今回は、Aから見た子ども時代はどのようなものだったのかについて触れたい…

神戸連続児童殺傷事件 -犯人は少年だった-

20年以上前に、神戸で小学生が連続して襲われる事件があり、この事件により、山下彩花さんと、土師(はせ)淳くんの尊い命が亡くなりました。 これからこのブログでは、この事件についての3冊の本を読み、このような残酷な事件が起きないようにするためには…

福祉関係の視点から学ぶ、『自己決定の自立』

私は今福祉系の資格の勉強をしているのですが、そこで学んだ、子育てにも仕事にも活かせるような視点についてを紹介したいと思います。 福祉分野の『自立』の定義 福祉の分野では『自立』を大別すると次の3つに定義されています。(『福祉社会事典』におけ…

母性とは『えこひいき』をすること

今回は、児童精神科医である佐々木正美さんの『続 子どもへのまなざし』と言う本を参考にしています。佐々木さんは、子育てを担う大人たちがどんなことに気を付けていったらよいのかや、どんな関りをすることによって、子どもは心身共に健康に育つことができ…

児童精神科医 佐々木正美さんがカウンセリングの時に心がけていたこととは

今回は、児童精神科医である佐々木正美さんの『続 子どもへのまなざし』と言う本を参考にしています。佐々木さんは、子育てを担う大人たちが、どんなことに気を付けていったらよいのかや、どんな関りをすることによって、子どもは心身共に健康に育つことがで…

子育てに必要な母性的・父性的な関りとは

今回は、児童精神科医である佐々木正美さんの『続 子どもへのまなざし』と言う本を参考にしています。佐々木さんは、子育てを担う大人たちがどんなことに気を付けていったらよいのかや、どんな関りをすることによって、子どもは心身共に健康に育つことができ…

子育てで短所ばかり気になってしまうのはなぜか

今回は、児童精神科医である佐々木正美さんの『続 子どもへのまなざし』と言う本を参考にしています。佐々木さんは、子育てを担う大人たちが、どんなことに気を付けていったらよいのかや、どんな関りをすることによって、子どもは心身共に健康に育つことがで…

頑張れない人たちが評価を上げ、やる気を上げるために必要なこととは

今回は宮口幸治さんの著書『どうしても頑張れない人たち』を参考にしています。宮口さんは立命館大学の教授であり、それ以前は精神科病院や医療少年院に勤務された経験があります。 宮口さんは「頑張ったら支援する」と言う社会の雰囲気に疑問を感じ『そもそ…

やる気に繋がる3つの段階とは -ビリギャルの話から考察する-

今回は宮口幸治さんの著書『どうしても頑張れない人たち』を参考にしています。宮口さんは立命館大学の教授であり、それ以前は精神科病院や医療少年院に勤務された経験があります。 宮口さんは「頑張ったら支援する」と言う社会の雰囲気に疑問を感じ『そもそ…

『頑張る』を支える3つの柱 -『どうしても頑張れない人たち』を読んで-

今回は宮口幸治さんの著書『どうしても頑張れない人たち』を参考にしています。宮口さんは立命館大学の教授であり、それ以前は精神科病院や医療少年院に勤務された経験があります。 宮口さんは「頑張ったら支援する」と言う社会の雰囲気に疑問を感じ『そもそ…

子どもが躓いた時に、がんばらなくていいと伝えるとどうなるのか

今回から、宮口幸治さんの著書『どうしても頑張れない人たち』について触れていきます。宮口さんは立命館大学の教授であり、それ以前は精神科病院や医療少年院に勤務された経験があります。 宮口さんは「頑張ったら支援する」と言う社会の雰囲気に疑問を感じ…

大阪二児置き去り死事件4 -母の中学時代の話-

2010年の夏に、マンションで2人の幼い子どもが亡くなりました。母親が子ども達を50日間マンションで放置したためです。このブログでは、2人の子どもの死に至るまでを考察し、どのようにしたら同じことを繰り返さないようにできるかを考えたいです。 母親で…

大阪二児置き去り死事件1 -子どもたちのSOSと母親の不在-

2010年の夏に、大阪で2人の幼い子どもが亡くなりました。母親が子ども達を50日間マンションで放置したためです。2人の子どもが、誰からも助けられずに苦しんで死んでいってしまったことに胸が苦しくなります。天国では、幸せな生活を送ってほしい。 これか…

親業とは -親の姿勢で大切なことから、実践までのまとめ-

これまでこのサイトでは、心理学者トマス・ゴードンさんの書かれた『親業』について学んできました。親業とは、親がどのように子どもに接することが好ましいのかと言う方法を示したものです。今回は、これまで学んできたことを振り返り、私自身どのような変…

子どもの価値観が気になる場合どうしたら良いのか -親業から学ぶ-

今回は、心理学者トマス・ゴードンさんの書かれた『親業』と言う本を参考にしています。親業からは、子どもへの関わり方について学ぶことができます。 子どもにも人権があり、自由があることを忘れてしまう原因は? 友達や別の家の子どもがどんな髪型をしよ…

子どもに期待しすぎないためにはどうしたら良いのか -親業から学ぶ-

今回は、心理学者トマス・ゴードンさんの書かれた『親業』と言う本を参考にしています。親業からは、子どもへの関わり方について学ぶことができます。 今回は、子どもに期待し過ぎないためにはどうしたら良いのかについて学びます。子どもだけではなく、他人…

勝負なし法の例② 部屋を片付けることで揉める親子

以前このブログでは、親子関係において、親が勝つか、子どもが勝つかの勝負ありの関係は好ましくないことに触れました。親子が良い関係性を保ちながら問題を解決するための方法として、お互いが対等な関係で、お互いの問題を明確にし、解決案を出し合い実行…

勝負なし法 -親子の勝負関係を解消する方法-

前回は『親業』と言う本から、好ましくない親子関係について触れました。家庭内では、親が子どもに言うことを聞かせるか、子どもが親を言い負かすかのどちらかの関係が続くと、両者にとってデメリットがある事を学びました。 www.kakkoii-kosodate.info 今回…

好ましくない親子関係 -親が勝つか子どもが勝つかと言う関係-

今回は、心理学者トマス・ゴードンさんの書かれた『親業』と言う本を参考にしています。親業からは、子どもへの関わり方について学ぶことができます。 今回は、親と子どもが対立をした時に、陥りやすい関係性について学んでいきたいと思います。 親が勝つか…

子どもに指摘をする時に、とても大切な姿勢とは

今回は、心理学者トマス・ゴードンさんの書かれた『親業』と言う本を参考にしています。親業からは、子どもへの関わり方について学ぶことができます。 今回は、子どもへの関わり方、姿勢についてを学びたいと思います。 時々、子どもとの関係が悪くなる理由 …

子どもが勉強で困っている時どのように関わったら良いか -能動的な聞き方から考える-

今回は、心理学者トマス・ゴードンさんの開発した『親業』を参考にしています。親業からは、子どもへの関わり方について学ぶことができます。 能動的な聞き方とは 親業では、主に2つの話の聞き方について紹介されており、受容的な聞き方と、能動的な聞き方…

能動的な聞き方とは -子どもへ良い影響を与える聞き方-

今回は、心理学者トマス・ゴードンさんの書かれた『親業』と言う本を参考にしています。親業からは、子どもへの関わり方について学ぶことができます。 親業では、主に2つの話の聞き方についてが紹介されています。前回は受容的な聞き方について学びましたが…

子どもの心を開く、受容的な聞き方とは

今回は、心理学者トマス・ゴードンさんの書かれた『親業』と言う本を参考にしています。親業からは、子どもへの関わり方について学ぶことができます。 親業では、主に2つの話の聞き方についてを紹介されていますが、今回は受容的な聞き方について学びたいと…

子どもに受容を伝えるコミュニケーション方法とは

今回は、心理学者トマス・ゴードンさんの書かれた『親業』と言う本を参考にしています。親業からは、子どもへの関わり方について学ぶことができます。 今回は、子どもが『自分は受け入れられている』と感じるための、受容を伝えるコミュニケーション方法につ…

ほめることはダメなこと・・?

今回は、『教師学』と言う本を参考にしています。この本では、『ほめること』と『わたしメッセージ(感謝や気持ちの表現)』の違いについて解説しています。今回はそれについて学んでいきます。 以前から、ほめることが子どものためには好ましくないと聞いたこ…