この話は、菅原裕子さんが書かれた『10代の子どもの心のコーチング』と言う本に紹介されていました。子どもを留守番させられる年齢になったら、買い物に出かける前に、『今からスーパーに買い物に行くけど、静かにできるなら 一緒に行ってもよし、静かにできないのなら留守番でいい?』と言うことも勧めていました。
子どもが幼い頃から社会との関わり方を学ばせることができる
泣くことしかできない乳児であれば、泣いたり騒いだりを止めることは難しいです。しかし子どもが物心つくくらいになると、自分をコントロールできるようになっていきます。そして大人が関わりを工夫することで、周りに配慮ができる子どもに育つと思います。自分の行動がどのような影響を与えるか、自分はどのようにして社会と関わっていったら良いかを子どもに考えさせるのは大人の役割です。
大人の役割
もし子どもがスーパーで遊んでいるのを放置してしまったら、子どもは自分の行動が周りに迷惑がかかることと学ぶ機会を逃してしまいますし、大人は子どもに学びを放棄させてしまうことになります。
とは言え、大人が頭ごなしに怒ってしまうと、子どもは『怒られるから〇〇しない』と言う思考に陥りがちになると考えられます。怒る以外の方法を探すためにも、大人は適切な言葉かけを考えたり学ぶ必要がある事を感じました。
私が、集団行動で気をつけなければと学んだこと
高校の修学旅行の時、クラスごとにまとまって待つ待ち時間がありました。その時、私は隣のクラスのところに行っておしゃべりしていたのですが、そこに視線を感じました。周囲を見てみると、担任の先生が私の事をじっと見ていたのです。私はその真面目な表情から、自分の行動が身勝手であることを学びました。話す以外にも、表情や視線で、教えることもできるんだと感じた出来事でした。
何回も言い続けるのがしつけ
施設で小学生を担当したことがあるのですが、子どもは幼いほど何度言っても話が入らないです。施設では大人が交代をしながら言葉かけをしますが、家庭で大人が1人2人で子どもに言い続けるのは、かなり精神力を消耗すると思います。
しかし、菅原さんの本にも、他の本にも書かれていましたが、大人が何度も言い続けるのがしつけです。それにより、子どもは自分の心を律することを学んでいきます。子どもが将来困らないためにも、大人として、言うべきことは言い続けられるようになりたいと思いました。
参考にさせていただいた本
10代の子どものこころのコーチング(菅原裕子さん著)