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何回言ったら分かるの?の答えは500回以上

 

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「何度も教えているのに。注意しているのに。この子は一体何度言ったら分かるの、、?」と思いながら何度も何度も子どもに注意をしているあなた。

 

私のいる施設では、入所間もない子に注意を繰り返しても食事中のマナー(くちゃくちゃして食べる)が良くならず、「何度言っても直んないよね」と他の子どもがイライラしているのを見て、ごはん中の雰囲気が悪くならないかとヒヤヒヤしています。

 

今回は、言葉で説明することの難しさと、 どのように説明したら子どもが理解し、行動に移すことができるのかを紹介いたします。

 

子どもは500回伝えても分からないことも

『ビリギャル』の著者で有名な、坪田塾塾長の坪田信貴さんが、200人程の子ども達を巻き込んでおこなった「何度伝えたら分かるのか」と言う実験によると、言葉で説明すると、平均で532回でわかってもらえたと言う結果が得られたそうです。

 ですから、こどもに注意や説明をする時は、私たち大人が辛抱強く伝えていくことが大切だと思います。 

 

一方、坪田さんの実験によると、具体的なやり方を見せたグループは平均2~3回、勘のいい子は1回でわかってくれたとのことです。

百聞は一見に如かず、と言うように、子どもは言葉で説明されても、イメージがわきにくい生き物であり、視覚的な情報や、イメージを付けさせることがとても重要であることが分かります。

https://kaizenplatform.com/media/c61

坪田 信貴さんインタビュー 第2話(全3話)

 

施設の職員のアプローチ①(やって見せる編)

週末の上靴洗いを適当にやっていた6歳の子どもが、ある日熱心に上靴を洗っていました。「〇〇くん、すごく綺麗に上靴洗うようになったね!」と声をかけると、その子が

「〇〇先生が洗い方教えてくれたんだ」と言い、自信たっぷりに、以前より10倍くらいの時間をかけて上靴を洗っていました。

以前私はその子に対して「このブラシを使って、ごしごし洗ってね」と伝えただけでしたが、他の職員が、その子に対して「ここはこうして洗うんだよ」と実際にやって見せてあげていたのです。

 このことから私は、まずは大人がやっているところを見せながら説明してあげることが大切だと言うことが分かりました。

 

施設の職員のアプローチ②(イメージ編)

小学校に通学したばかりの1年生の子どもを学校まで送っていく時に、子どもが道路を走って追いかけっこをしてしまい、道路を飛び出さないかと職員が心配している時期がありました。 ある日私がその子と移動中、その子がいきなり走り出して私が止めるにも関わらず、交差点に飛び出してしまいました。私はその子に対して「本当に危ないから交差点は飛び出さないで」と伝えただけでしたが、自宅に帰り、先輩職員に事情を話したところ、先輩はその子にこう言いました。

「〇〇くんが道路に飛び出して車にぶつかるとね、足の骨が折れて歩けなくなっちゃうんだよ。それに打ちどころが悪いと死んじゃうかもしれないんだよ。そうしたら先生も悲しいし、友達もみんな悲しいよ。車とぶつかったら救急車で病院まで連れていかれて、入院してずっとベッドの上で寝ていなくちゃならないかもしれない。そうしたら〇〇くんとも遊べなくなっちゃうんだよ」

と、かなり具体的に子どもにイメージをさせる伝え方をしました。その後、この子が飛び出したり、道路で遊ぶことは極端に減りました。

このことを経て、子どもにはイメージをさせやすいような伝え方がかなり効果的だと言うことを先輩から学びました。