あなたは勉強や習いごとにやる気を起こさない子どもに対して、イライラすることはありますか。私の施設でも、学習にやる気を見せない子どもがいて、「そろそろテストも近いのに勉強しなくて大丈夫かな、、」とヒヤヒヤしてしまうことがあります。
子どものやる気を起こす方法に関して、メンタリストDaigoさん著書の『子育ては心理学でラクになる』を読み、私も実践中ではありますが、学びになったことをシェアさせてください。
考え方、習慣、肥満、これはすべて親から子どもへ感染する
Daigoさんは、著作でこのように言います。
よい習慣が身につかないのは、「子どもに意志力がない」ことに原因がありました。「意志力を持ちなさい!」と言っても、子どもが変わる可能性はい低いもの。ですが、あなた自身が意志力を持って何かを始めれば、それは必ず子どもへ感染し、子どもの意志力を高め、必ず子どもは変わり始めます。
つまり、大人自身が子どもに努力をしている姿を見せることで、子どもにやる気が伝染するのだと思います。
子どもは大人をよく見ている(児童養護施設における子ども達の声)
施設の子どもは、
「△△先生は料理が適当。でも〇〇先生は予習(メモや印刷物)をしてるし真面目だし、料理もすごくおいしい。〇〇先生を見習ってほしいよね。」
「あの職員が床拭き(職員がおこなう掃除業務)してるところ見たことないよ」
と、職員がどれ程真剣に仕事(家事)をしているのかを見ています。
また、子ども達から「あの人に何言ってもダメだよ。だってやり方変えないって言ってたもん。」と言われている職員は、子ども達から距離を置かれ、その職員は殆ど子どもとコミュニケーションを取っていません。
私は子ども達の言動を、大人が努力をしたり変わろうと言う姿勢を子どもに見せなければ、子どもの心を動かすことは難しいと言うことに気付きました。
子どものこと(進路や自立)に対して一生懸命になることも大切ですが、あなた自身が、心から仕事や人生を楽しんでいることが、子どもをやる気にさせる栄養剤かもしれません。