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謝る子どもに育てるには

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子どもが周りに迷惑をかけるようなことをしてしまった時、自然と謝るようにさせるにはどうしたらよいのでしょうか。私が暮らす施設の子どもは、特に小学生の子ども同士で喧嘩をすることが多く、私に「〇〇くんがぶつかってきた」「△△くんが~って言ってきた」「たたかれた」と言いつけてくることがあります。

無理やり子どもに謝らせると、子どもが「とにかく謝っておけばいいんだ」と考えるようになります。また、子どもの「だってわざとじゃないもん」と言い訳を聞いて良しとしてしまうと、言い訳をすれば何でも許してもらえると思ってしまうようになります。では、子どもがトラブルを抱えた時に、どのように謝る癖をつけさせれば良いのでしょうか。

 

1.事情を聞き、共感する

子ども間で喧嘩が起きた場合、なぜそのようになったのかを良く聞くようにしましょう。例えば、施設の子が他の子を叩いてしまった場合、私はなぜ叩いてしまったのかを聞きます。子どもが、~と言われて嫌な気持ちになった、と言い訳をしたら、「そっか、~って言われたら確かに嫌な気持ちになるよね」とまず共感してあげると、子どもは自分の気持ちを分かってもらえたと安心することができます。ここで、「だからってたたいちゃダメでしょ」と返答し、その子どもを否定すると、子どもは自分のことを分かってもらえないと拗ねてしまい、心を閉ざしてしまうかもしれません。

 

2.相手の立場に立って考えさせる

子どもの気持ちに共感した上で、「でも、〇〇くん、叩かれたらどんな気持ちになる?」「ただ、叩くと痛いよね、嫌な気持ちになるよね」「どんな時も暴力は相手を傷つけてしまうよね」と、その子の行動が他者に迷惑がかかることを考えさせ、伝えるのです。私の経験上、子どもに共感を示していれば、子どもも心を開いて、自分の非も認めることができるようになります。

 

3.お互い少しでも非がある場合は、お互いを謝らせる

喧嘩両成敗と言うように、喧嘩をしてしまう原因はお互いにあると思います。子どもが叩いてしまった原因が、他の子どもの不要な発言である場合、その子どもにも、「そういわれたら私だって嫌な気持ちになるよ」と伝え、その子どもにも謝罪を求めます。お互いの味方をしてあげることで、子どもは『この人は自分のことも分かって守ってくれる』と思うのではないでしょうか。

 

4.意地を張るより、謝ったほうがお互い気持ちが楽になることを伝える

子どもの中には、謝ると負け、負けたくないと思う子どももいるようです。難しく考えている子どもに対して、「ほら、謝った方がお互い気持ち楽になるよ!」、「ごめんねって一言言うだけじゃん」などと促します。

 

5.謝ることができたら、褒めて関わる

子どもが謝ることができたら、「ちゃんと言えたね」、「よく言えた!」とフィードバックをしてあげると子どもも勇気をもって謝ったと言うことを認めてもらえたと思うのではないでしょうか。

 

6.親が謝る姿を子どもによく見せる

子どもは親の姿をよく見ています。親が素直に謝ることができれば、子どもは『こうやって謝ればいいんだ』と思って、きちんと謝るようになります。また、このように自分の非をきちんと認める大人は、子どもからの信頼も厚くなると思います。私は、施設の子どもに対しては、少しでも自分に非があったり、子どもにストレスをかけてしまうと思った時はすぐに謝るようにしていると、子どもも自然と「あ、ごめん!」と言えるようになってきています。

養護施設の子どもは大人をよく見ており、「あの職員は子どもの意見も聞いてくれないし、自分の非を認めない」と言われている大人は、子どもから距離を取られ、殆どコミュニケーションができていません。子どもは本当に大人の姿勢を良く見ています。