児童養護施設職員の仕事 -宿直-

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児童養護施設職員は、親と暮らせない子どもの生活を支援しています。施設に入所する6割の子どもは虐待を受けており、心の問題を抱えた子どもや、他人に当たってしまう子どももいます。職員はそのような子どもの心に寄り添って、心身共に健康に育つことができるように支援をしていきます。今回の記事では、児童養護施設職員の毎日の仕事について紹介します。

 

14時~ 引継ぎ

子どもが学校から帰宅する前に、前日の宿直者から引継ぎをおこないます。前日からの子どもの様子や、直近の子どもの予定についての情報を伝え合います。ここでは、職員が気になったことを細かく共有し、どうしたら子どもが健全に生活ができるか、子どもの成長に繋がるかを良く話し合います。

 

14時半~ 夕食作り開始

引継ぎが終わったら夕食作りに入ります。私の施設では、職員が手作りで、毎日心を込めて料理を作ります。料理の味は子どもの幸福感にも繋がるため、予習は必須です。

 

15時~ おやつ、学習

子どもが帰宅し次第、おやつタイムが始まります。色々な種類のお菓子を提供するようにしていますが、なるべく子どもが大好きなお菓子を選びます。小学生はおやつの後すぐに学習。私が担当している小学生は集中力がないため、手よりも口が動きます。職員は料理をしながら学習に集中するように促すため苦戦します。今日は、小学生の子どもが勉強をしている時、中学生のゲームに気が行ってしまっていました。学習をするように注意をしたのですが、子どもが静かにテレビの前に行って、「ひょっこりはん!」と言いながらテレビを覗きました。私は無言でリビングのテーブルに誘導しましたが、心の中で『何でこのタイミング、、?』と思い爆笑していました。

 

16時~ 入浴

夕方になると、小さい子どもから入浴をさせます。1番目に入る子どもは入浴剤を使うことができるため、喜んで入浴剤を溶かします。小学校低学年の子どもは、お風呂のシャワーで扉にお湯を当てたりして遊んでいることがあるため、入浴中は何度か確認をしに行きます。子どもは何でも遊びに変えてしまってすごいなぁと感心します。

 

18時~ 夕食

子ども達と一緒に盛り付けなどをして、ごはんを食べます。食事は子ども達が揃ったり、子どもと話ができる大切な時間であるため、子どもが聞いてほしい話ができるよう、子どもが安心したり楽しんだりする時間を過ごせるように心がけます。

 

18時半~ 夕食後は自由時間

夕食後は各自自由な時間を過ごします。職員は、夕食の片づけをしたり、子どもと一緒にテレビを見たりトランプをして過ごします。

 

20時~ 就寝

小さな子どもから順に就寝をします。高校生は24時頃就寝します。就寝前は一緒に寝る準備をしたり、ゆっくりお話をしたり、遊んだりして関わります。

 

24時~ 日誌の作成、事務作業、見回り

子どもの様子など、今日あったことを記録する日誌を書きます。その他、書類確認や整理、メール確認などの事務作業をおこないます。子どもの部屋に見回りに行き、ゆっくり休めているか、異常はないかなどを見ます。

 

26時~ 入浴後就寝

色々な作業をしていると深夜2時ころになります。入浴後、職員室で就寝します。

 

4時半~ 朝食作り、お弁当作り

朝食とお弁当を作ります。お弁当は、子どもが蓋を開けた時に驚くようなお弁当を作れるように、一秒でも良いから幸せな気持ちが増えるように、気持ちを込めて作ります。

 

5時半~ 朝食、登校

早く学校やバイトに行く必要のある子どもは、その時間に合わせてご飯を食べることができるように準備をします。

 

8時~ 掃除洗濯買い物、事務作業、会議

子ども達が学校やバイトに出た後は、職員はお家の掃除、洗濯、買い物をします。毎日家事をしていると、家事のスピードや効率性が格段に上がります。また、会議に参加したり、事務作業を進めます。

 

14時~引継ぎ

引継ぎが終了したら、事務作業を終わらせ退勤です。宿直の日は睡眠不足になるため、帰りの電車に乗り過ごしてしまって、気付いたら4時間位電車に乗っている時もありました。眠いし体力も使う仕事だけど、子どもと暮らす毎日がとても幸せです。