子どもに1秒でも長く幸せを感じてもらうために

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私が児童養護施設の職員を志したのは、産まれ育った環境のためしんどい思いをしている子ども達に、より多くの幸せを感じて生きてほしい、また逆境の中でも強く生き抜く力を養うためのサポートをしたいと思ったためです。私自身物心ついた頃から父親の暴力に悩むことが多かったのですが、お母さんや兄弟みんなで幸せになりたいと言う信念を持って生きてきました。そのためしんどい思いをしている人に対して、それを克服するためのサポートをしたいと言う気持ちが強いです。今回は、私が施設で働く際、子ども達に1秒でも幸せだと思う時間を増やすように心がけていることについてをまとめます。

『大人が』幸せを感じて楽しく過ごす

私が施設で働き始めてとても感動したのは、先輩職員が子どもの前で大笑いをした時、子どもも自然と笑顔になったことです。感情は伝染することに気付きました。この学びから、私も上機嫌で楽しく過ごそうと決心し、施設では笑顔で良く笑うようにしています。会話が終わったり、何か一区切りついた後「〇〇ちゃんのおかげで楽しい時間だった」と言ったり、「それめっちゃおもしろいね」と伝えます。気持ちを言語化することで、聞き手の心の中にもその感情が意識化されると考えるためです。私は積極的にギャグを言ったり(私が)面白いと思うことを言ったりします。子どもはドン引きしたり失笑したりすることもありますが、たまに爆笑してくれることもあります。数撃ちゃ当たるとはこのことを言うのだなと学びました。

『あなたのことを大切に想っている』と言う想いを行動で伝える

この想いは、日常生活のどの場面でも伝えることができると考えています。子どもに「お帰り」と言う時も、『今日も一生懸命がんばったね。一週間大変だったけどお疲れ様』と言う思いを込めて伝えます。子どもが学校に行くときも、『今日もがんばってね』と言う気持ちを込めて「行ってらっしゃい」と言い、子どもが見えなくなるまで見守るようにしています。また、基本は子どもは飲み物を自分で飲むようにさせていますが、子どもが疲れている時や寒い時など「あったかい飲み物でも飲む?」「〇〇と△△があるけど、どっち飲みたい?」と毎日頑張っている子どもを労わるような声掛けをするように心がけています。

『大切な思い出』を振り返る

「夏は~に遊びに行って楽しかったよね。もう半年も経つのかぁ。」「あの時〇〇ちゃんが~したのはすごく面白かったよね」と思い出を振り返り、私にとってこの思い出は楽しく、とても大切なものだと伝えます。客観的に振り返ることで、子どもにも『あの時間はかけがえのないものだったな』と感じてもらうことができるのではないかと考えています。

子どもと良く遊ぶ

私は、子どもと大人が遊ぶ時間を増やすことで、子どもの生活の中で楽しい時間が増え、施設が居心地の良い場所になるのではないかと考えています。私は時間が許す限り、子どもと遊ぶようにしています。夏には庭で小学生の子どもと、下着がびしょびしょになるまで本気で水をかけ合ったこともあります。退勤時間になっても、子どもと約束していたためどうしても人生ゲームをしたくて、2時間位延々としていたこともあります。最近は小学生の子どもと、子どもや職員が主人公の漫画を描いて見せ合っています。ノーベル賞を取ったり世界一周をしたりとスケールがでかい話題もありますが、子どもと見せ合う時はとても楽しい時間になります。

ここでは、私が子どもに少しでも幸せな時間を過ごすために心がけていることについてまとめました。要するに、大人が子どもを心から大切にして、大人自身が楽しく幸せと感じて生活をいれば、子どもも楽しい幸せな時間が増えるのではないかと言うことです。どんな境遇の子どもにも、幸せと感じる時間が増えてほしいと思います。