私たちが子どもの背中を押すためにできることは

 

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児童養護施設で暮らす子どもたちは、たくさんの悩みや苦しみを抱えています。私は彼らが力強く生きる後押しをするために、何ができるのか分からずに悩んでいます。たくさんの人や本に相談をしながら、教えていただいたこと、彼らのためになることは何かを考え続け、試行錯誤していることについてをまとめます。

子どもに不満がある場合は受け止め、一緒に改善案を考える

施設では、子どもが自分の考えを大人に話せず、我慢をする場面をたくさん見てきました。施設入所をしている子どもは、虐待経験が6割と多く、入所前まで自分の意見を言うことをしてこなかった子どもが多いと考えています。子どもは良く「〇〇先生に怒られるのが嫌だから話したくない」と言っています。私はどの境遇に産まれ育った子どもにも、相手の感情に左右されず、他人の意見を聞き、自らの意見をきちんと伝え議論するコミュニケーション力を培ってほしいと考えています。そのため「怒られるのが嫌だから」と言っている子には、私も一緒にいるから話してみようと伝えます。また、私は自身の考えを伝える前に、子どもに「〇〇ちゃんはどう思うの?」、「じゃぁどうすればいいと思う?」と聞き、子どもの意見に耳を傾けるようにしています。施設では規則がたくさんあり、融通が利かないことも多いですが、それでも子どもには発信することを諦めてほしくないと考えています。

子どもの『好き』、『頑張りたい』を応援し、自信につなげる

中学生の子どもが「来年の受験のために今のうちから勉強を頑張りたい」と言いました。私は子どもと学習計画を立てて宿題を出しましたが、次第に子どものやる気が下がり、2人で決めた宿題をしていなかったため、私はその時「あの子のやる気がそこまでだったらこれ以上関わるのを諦めよう」と思い放置をしてしまいました。その話を他の職員にしたところ「子どもはせっかくやる気になったんだから、そのやる気の火をどう灯し続けられるかは、大人の力量にかかってると思いますよ。子どもは勉強で学力が上がったと言う一つの成功体験があれば、今後の人生においてもがんばる力が付くと思うんですよね」と力説され、私はこのままじゃいけないなと思いました。それからは、子どもと一緒に学習する時間を決め、子どもが勉強をする時は横に座って丁寧に教えるようにしました。私はこのことから、できないことを子どものせいにするのではなく、自身の行動を変えていく大切さを学びました。

『あなたの素敵なところはこんなにたくさんある』と言うメッセージを伝える

私は子どもの頃、お母さんから「ありがとう」と言ってもらえることが一番の幸せでした。この経験から私は、子どもに対して感謝の気持ちや、素敵なところを伝え続けようと決めました(詳しくは子どもの素敵なところを30個伝えたらこうなったで紹介しています)。子どもに感謝の気持ちを伝えることは、子どもの貢献欲求を満たすことに繋がり、子どもが『人の役に立つこと』のすばらしさを実感することができると考えています。子どもに1つでも多く、『自分にはこんないいところもあるんだ』、『私はこんなに役に立ってるんだ』と感じてほしいと思っています。

読んでくださったあなたが「私はこうしている」と言う意見があったら是非教えてください。