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しつけを学ぶためにおススメの1冊

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私が児童養護施設で働き始めの頃、子どもの促し方に悩んだ時期があります。そんな私を助けてくれたのが菅原裕子さん著書の『子どもを幸せに導く しつけのコーチング』。この本のおかげで、指摘をする私もストレスを感じることなく促しができることが増えてきました。今回は、どの年代の子どもにも応用できそうなしつけのポイントについてご紹介します。

1.生活習慣の質を向上させるしつけ

〇菅原さんの教え〇

全ての人は快を求め、不快を避けるように行動します。これは、あなたにも、マザーテレサにも、安倍総理にも、誰にでも当てはまることです。例えば、タバコを吸うことが『快』である人はタバコを吸い、『不快』を感じる人は、タバコを吸っている人や場所を避けるでしょう。菅原さんは、これを子育てにも応用できると言います。片付けができない子どもは、片付けをすることが気持ちの良いことを知りません。そのため大人であるあなたが子どもに、片づけをすることが気持ちの良いことである事を伝える必要があると言います。例えば、片付けを終えた後「綺麗になって気持ちが良いね」と伝えると言うようなことです。

2.適切な行動を導くしつけ

〇菅原さんの教え〇

子どもが適切な行動をするように導くしつけは、思春期を経て18歳になる頃まで続くと言います。菅原さんは、まず大人が子どもに理解を示し、別のやり方を提示することを勧めています。大人が子どもに対して「叩いちゃだめでしょ!」、「何度言ったら分かるの!?」と怒ってばかりいると、子どもは自分のことを否定されたと心を閉ざしてしまい、さらになぜそれがいけなかったのか、ではどうすればいいのかを考えることができなくなります(思考停止状態)。そのため大人は「友達を叩いちゃったのは、新幹線のおもちゃが欲しかったんだね」などと子どもの気持ちを理解し、口に出すことが大切と言います。そうすることで、子どもは心を開いて、自分の持ちや、ではどうしたら良いのかを向き合うことがでると言います。

〇本を読んで実践したこと〇

私はこの本を読んで、子ども達の気持ちに寄り添うように意識をするようになりました。小学生同士が喧嘩して、手を出してしまった子がいました。その時私は、暴力はいけませんと言うのを我慢し、「おもちゃを取られたのが嫌だったんだね。でも痛いことをするのは、嫌な気持ちになるからやめようね。」とその子に伝えるようにしました。手を出された子どもにも、きちんと謝ることができました。

この他とても参考になったのは、思春期の子どもとの向き合い方です。私は思春期の子どもが不機嫌になるのを恐れて、対立、話し合いを避けてきましたが、菅原さんは、喜んで子どもと対立・話し合うように勧めています。それが子どもの自律のために必要だと言うのです。なぜ話し合いが必要かは、本書に詳しく書かれていますので、是非読むことをお勧めします。