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『指名される技術』から学ぶ、家族の心を掴む技

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ホステスがクライアントの心を掴み、リピートさせる技術を体系化した『指名される技術』。人の心を掴むことは、

『その人があなたを大好きになること』

『あなたが協力してもらうこと』

『あなたが大切にされること』

に繋がると思います。

今回は本書を参考に、家族の関係性をより豊かにするために私が最もインパクトを受けた『家族を主役にする、特別なひと時を作る技』について紹介いたします。

本書の教え

本書では、クラブにクライアントが最も望むことを次のように述べています。

達人ホステスは客たちからの口説きの背景にある、彼らの本当の願望を発見する天才です。客の多くが、ホステスを口説いて、エッチをしたいと思っているのではないかと考えがちです。しかし、彼女たちに言わせると本当の願望は別にあると言う。(省略)「もっとも多いのは、主役になりたい願望」だそうで、客の大半はこの「主役になりたい願望」で来ると六本木のYママは言う。彼女が言うには一般の男性が主役になれる瞬間というのは、人生でも数えるほど多くないそうで、(省略)金を使って美女たちに囲まれてその願望を満たしたい・・・。確かにこれは性欲とは異なる欲求です。そしてホステスたちは会話を通じてそれを満たすための仕事をすることになる。

ここで私が驚いたのは、ホステスは会話のみお客の『主役になりたい願望』を叶えることができる。つまり、家族内の誰かが『主役になりたい願望を叶える話術』を身に付けることができれば、家族みなが満たされた気持ちになるのではないかと思いました。

主役になりたい理由を考える

 多くの人が『主役になりたい』、『目立ちたい』と言う想いがあると思います。その奥には『自分が大切にされたい』『認められたい』と言う気持ちが隠れているのではないでしょうか。認められたいと言う欲求は承認欲求と言いますが、これは生きていく上でかなり大切な欲求になります。それは大昔から、

認められない→周囲の人から大切にされない→(特に昔の場合)大切にされない人はご飯をもらえない、仲間に入れてもらえない危険性→生きることが難しい

と『認められないこと=生命の危険に繋がる懸念』があるため、無意識的に認められたい、主役になりたい、と思うようになると考えています。

家族の『主役になりたい願望』 を満たすためには

〇イベント編

家族それぞれが主役になれるイベントである、誕生日会をおこなうのが良いのではないでしょうか。その時、家族からのメッセージを渡してもいいかもしれません。皆から感謝の気持ちなどが入ったメッセージを送られた時には、『自分が大切にされている』『私ってこんなにみんなの役に立ててたんだ』と言う気持ちになり、居心地の良さを感じるのではないでしょうか。また、母の日や父の日に、『いつもありがとう』と言う気持ちで何かをプレゼントしても良いかもしれません。大切なことは、1人の人をメインに、家族皆で大切にする時間を持つことだと思います。

〇日常生活編① 話を聴く姿勢を持つ

 実は、私は一度だけキャバクラの体験入店をしたことがあります。その時『みんな、自分の話を聴いてほしい』と言う願望を持っている事に気付きました。5、6回延長料を払ってまでも、家族の話、仕事の話を私に聴いてほしいと言うお客さまもいました。日常生活においても、質問攻撃をしても嫌な顔をする人は一人も見たことがありません(もちろん質問の質は大事)。それは、みな話を聴いてもらって、自分のことを認めてほしい欲求(承認欲求)があるのだと思います。

あなたも毎日疲れていると思います。日常生活で家族の話を聴くのが難しい方は、例えば寝る前の30分間だけと決めて、一緒にお酒を飲みながら「今日はどうだった?」と話を聴くことに集中するのも良いかもしれません。

〇日常生活編② 大げさに感謝しまくる

私が一番お勧めするのは『感謝をする』事。

例えば、普段何もしてくれない旦那様が、たまーーーーーに家事をしてくれたとします。そこで、あなたは『ふーん。で?』『いつもやらないくせに、何でこんな時だけ』『やった時だけやったアピールしないでよね』と思うかもしれません。でも、そういう気持ちを抑えて、

「ありがとう!今忙しくて手が離せなかったんだよね」

「パパがいてくれてよかったわぁ。。本当にありがとう」

と伝えてみると、あなたと旦那様の関係が変わるかもしれません。これについては、家事をしない旦那様への処方箋 -家事男子の育て方-にも紹介していますので、併せてご覧ください。

しかもこの『感謝』すると言う行為が、伝染する場合があることが分かりました。大学時代の友人や、前にお付き合いした人から『恵のありがとうが移って、おばあちゃんからありがとうの数が増えたねって言われたよ』『恵のありがとうを真似したら先輩ともいい感じで話が終われるんだ』と言われました。感謝する習慣が家族にも移り、いつかあなたにも返ってくるかもしれません。

本書には、家族関係のみならず、仕事にも恋愛にも、あらゆる人間関係において応用できる技が、たくさん詰まっています。本書のマンガ版も販売されているため、是非読んでいただきたいです。