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不安定女子をどう克服するか

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精神科医でありながら、精神分析学の権威であった小此木啓吾さん著書の『あなたの身近な「困った人たち」の精神分析』。本書ではさまざまな困った人が登場しますが、その中でも今回は『困った不安定女子』に焦点を当てて、どうして不安定女子になってしまうのか、どうしたら当事者がより幸せに生きることができるのかを学んでいきたいと思います。

本書の目的

本書に焦点を当てている『困った人』は、身近な人にしか被害を与えず、表面的な付き合いをしている人は全く気付かないのが特徴です。ですからあなたがもし家族、恋人、社内での付き合いで人間関係に困っている時、困った人の心理的背景の理解や、困った人ともっと巧みに付き合う知恵を学ぶのが本書の目的です。

こんな不安定女子は世の中にごまんといる

女性のあなたは、次のようなことをしたことはありますか。

男性は、次のような女子と付き合ったことはありますか。

・恋人と喧嘩.攻撃的な発言を続ける

・帰宅後感情はちっともおさまらない

・苛々が落ち着かず、恋人に電話

・文句を言ううちに喧嘩に

・切電後も恋人への暴言や責め立てる連絡を止められない

・「私なんて。。」と言い出し自暴自棄に

・自暴自棄に反応して駆けつけてくれたり謝ってくれた恋人に安心する

私はこれら全て当てはまる不安定女子でした。当時はPMS月経前症候群)もひどかったのですが、この時の感情は抑えることができず、本当に苦しんでいました。

不安定女子の正体

不安定女子の正体について、小此木先生は次のように言います。

本当に気の毒なのは本人自身である。本人が悪いのではなく、本人の中でこの感情があまりにも大きく動くために、自分一人では処理することができないことが苦悩の源泉なのである。彼女は、相手を巻き込んで、相手とのトラブルの中で自分の感情を処理するという奇妙な対人関係のパターンを持っている

女性がこのように不安定になってしまうのには、ホルモンバランスが崩れることに加え、ストレスが多い毎日を過ごしているためだと考えられますが、女性は、できる限り他者を巻き込むことなく、自身の感情の起伏に対応したいものです。

男性が不安定女子から脱却する方法

小此木先生は、男性がパートナーに困るが、好きと言う感情が邪魔する時は、どんな風に自分が困らされているかという筋道を明らかにすることで、その人から卒業して離れることを勧めています。その人と一定の距離を置くことで、身近な人ではなくなるため、攻撃対象から外れるのです。私の場合は、当時付き合っていた彼に対し、1、2時間にわたり攻撃的なメッセージを送ることもありましたが、彼は全て私を否定せず受け止めてくれたため、私の精神不安定は改善傾向に向かいました。しかし、女性の状態が変わるまで、何か月、何年経つか分からないのが現状。もしかしたら一生かかっても変わらないかもしれません。 小此木先生が仰るように、あなたの言動を縛るような人とは、一定の距離を置いた方が良いかもしれません。その方が、彼女が攻撃的になってしまったことを反省し、改善するきっかけになるかもしれません。

女性が不安定状態から脱却する方法

女性が情緒不安定な理由のひとつに、ホルモンバランスの変化によるPMSが考えられます。あまりにも気持ちが落ち着かない場合は、心療内科・婦人科の通院をお勧めします。私は精神安定剤やピルを試しましたが、PMSがひどい時期はあまり効果がありませんでした。当時の私に最も効果があったのは、ナポレオン・ヒルの著書(成功哲学)を中心に読み、前向きになる考え方に触れたことでした。私は5年程PMSに悩まされましたが、いくつかの方法を試してみれば、あなたの助けになるものが見つかると思います。