最近私は嫉妬心で思考停止になってしまい苦しんでいるため、あと数日は嫉妬シリーズの本を読もうと考えています。前回は、次の本を紹介しました。
今回は、性格心理学者であり、東京都立大学の名誉教授などを務める詫摩武俊さんの本。本書は、心理学用語なども混ざり、なぜ嫉妬が起きてしまうのかを詳しく解説しています。今回は前回に引き続き、なぜ嫉妬がおきるのかや、嫉妬がおきたときの対処法を学びたいと思います。
嫉妬がおきる理由を考察
本書で紹介されている、嫉妬がおきる理由は、『嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法』に記載されている内容と同じところが多い印象を受けましたが、嫉妬がおきる理由を深堀りしていました。
(現代の私たちは)同じところからスタートしたがゆえに、じつは嫉妬が起こるのである。それは、嫉妬が、もともと平等意識と関係のあるものだからである。対等か、あるいは自分がそれ以上であるべきはずなのに、なぜか相手の方が優位に立ってしまったとき発生するのが嫉妬なのである。
そのような嫉妬を感じた時に、自分が成長できていない理由を、相手の地道な努力や、蓄積した実力以外の点から解釈し、合理化すると言います。
ここから私は、次のような流れで嫉妬心がおこると解釈しました。
①本当は、自分が成長したり、結果を出せていない状態に対して苛々
②でも、現状自分はその人のようにはなれないから、できない理由を探す
③その人の方が上手くいっているのは、環境や境遇のおかげだと解釈
④努力もしないあいつはずるいと、苛々の対象を相手に向ける
ここから私は、嫉妬とは、自分がそうなれていない理由を探して、言い訳しているだけと言うことが分かりました。たまに嫉妬の発作がおきる私は、未熟だと言うことが分かりました。。
嫉妬を起さないためにどうしたらいいのか
本書では、さまざまな嫉妬の解消法が書かれていますが、印象に残ったものを2つ紹介します。
〇とにかく努力して相手以上になる、ぎゃふんと言わせる
西野カナのBelieveを聴くと、自分を高めようと言う気持ちになれます!
特に、失恋した時にはおすすめです。
〇諦めによって解消
託摩さんは、諦めることは、さまざまなことに執着しなくなる証拠と言います。それは、恋愛でも、お金でも、人間関係でも、執着することにより、自分を束縛してしまい、苦しくなると言います。
本書で紹介されている、嫉妬しない人の特徴として、他人に全く興味を示さないことが挙げられています。私の職場に、全く感情的にもならない人がいて、どうしてそんなに落ち着いているのかと聞くと、『そこまで(他人に)関心ないですから』と言っていました。私はその時なるほどと思いました。最終的に、他人のことは、どうでもいいか、と思えるくらいの考えでいることができれば、気持ちが楽になるのかなと思いました。