給食エースの他にも、鉄道好きな子どもに、あるあだ名をつけたことで忘れ物が減っていった話が、沼田先生の著書で紹介されています。
〇沼田先生から学べること
・今の時代は、全部をそれとなくこなすことではなく、自分にしかできないことを伸ばすことが大切で、沼田先生はそれを教育にも当てはめていること。
・子どもの良さを、カッコいいあだ名で命名したり、その子が輝ける場所を提供することで、それがその子にとっての成功体験になる。それによって「頑張ろう」という気持ちになり、他のこともがんばれるようになること。
〇今の時代に合った、柔軟な教育を実践する、すごい先生
沼田先生は著書の中で、次のように言っています。
今の社会は、誰でもできることの価値が低くなり、誰にも真似できないオリジナルなものを持つ人がどんどん価値を高めています。教師の仕事はもともと専門に分かれていますし、会社でもプロジェクトごとにチームを組む際に、その人選の中に「どんな専門を入れるのか」を吟味していることでしょう。(省略)世の中で求められている人材がオールラウンダーではなくスペシャリストに変わっているのだとしたら、小学生を育てるうえでも、それに合わせなければいけないでしょう。
今の小学校事情は分かりませんが、私は最近、SNSやブログで、学校は今の時代から取り残されている、と言うような言葉を聞くことがあります。しかし沼田先生は、今の時代に合った教育を考えられている。社会人が使うPDCAも子ども達に教えていく。子どもが大人になる、先の事まで考えられているすごい先生だなぁと、沼田先生の事を学ぶ度に思います。
〇子どもの自信の付け方がすごい
子どもに自信をつけさせるためには、勉強や運動でその子が頑張っていることを褒める、くらいしか私は考えていませんでしたが、沼田先生は全く別の切り口で子どもの自信ややる気をアップさせる方法を取られています。沼田先生は、著書で次のように言います。
子どもたちは、誰もがスペシャリストになる素質を持っているので、それを見逃さずにしっかりと見つけ、育ててあげるのが教師の役割だと思うのです。
子どもを良く見て、生活の中でも、その子のすばらしさを見つけて関わる、そしてそのことが、他のことも頑張るエネルギーとなることを知り、私は自身の養育方法も変えていきたいと思うようになりました。
〇沼田晶弘先生については、次のブログでも紹介しています。
〇参考にさせていただいた本