児童精神科医の佐々木正美さんの書かれた『子どもへのまなざし』を読んで、子どもがスーパーで駄々をこねる理由に意外性を感じました。駄々をこねるのは、ただ物を欲しいと言う欲求だけが由来しているのだと思っていたからです。
姉か旦那によって、態度を変える甥っ子を考察
以前、甥っ子の事を紹介しました。甥っ子が姉と買い物に行った時には駄々をこねないのに、旦那さんの時には泣きわめく。この記事を書いた時は、甥っ子が姉の前で駄々をこねない理由は、姉が『買わない』を徹底しているからだと考察しました。
また、今回本を読むことで、甥っ子の行動の考察が深まりました。甥っ子が姉の前では駄々をこねないのは、姉は甥っ子の事を一生懸命育てているからではないかと考察できました。姉は、子どもの起きている時間は子どものために時間を使います。緊急時以外、携帯電話を触ったのを見たことがありません。それくらい子どもに目を向け、心を向けているのだと思います。
むすび
私は子育ての事を全く分からずに児童分野の仕事に就きました。
右も左も分からずにやらかしてしまうことも多かったのですが、児童書や専門書を読むことで、子どもの心を学ぶことができ、大人がどのように対応をしていったらいいのかを理解し、行動を変えることができるようになってきました。
『育てたように子は育つ』、『子どもは親の姿勢を見て育っていく』と言われるように、大切なことは、自分の心の声を聞きながら、試行錯誤しながら育てていくことだと思います。
ただ、それに加えて、親が子育てについて学び、子どもへの接し方を工夫するだけで、子どもの成長に後押しをさせることができたり、気持ちが伝わりやすい関わり方ができるようになっていくのだと思うので、大人になっても学び続けることは、大切なことだと考えています。
参考にさせていただいた本
子どもへのまなざし(佐々木正美さん著)