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子どもに反省させる前に、何をしたらいいのか -少年院で実施されているロールレタリングを参考に-

今回は、岡本茂樹さんの本『反省させると犯罪者になります』を参考にしています。

これまで岡本さんの本からは、子どもへの反省は抑圧を生み、様々な形で爆発することを学びました。例えば、非行、犯罪、精神疾患、自殺など、例えその子どもが爆発しなかったとしても、同じような子育てが連鎖することにより、いずれは爆発するような子に育てかねないと。

今回は、子どもへ反省をさせる前に、どんなことをしたらいいかについてを、少年院で実施されている『ロールレタリング』と言う手法の起源を知りながら学んでいきたいと思います。

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自分の感情を抑圧しているとどうなるか

少年院で、義母から引き取りを断られた子が荒れてしまったのは、自分の気持ちを吐き出すことができず、我慢しようと思っても我慢ができない状況にあり、そのストレスが問題行動として表面化したのだと考えられます。

少年院では私語が禁止されているので、話を聞いてくれる人がいなかったことも想像されます。

感情を吐き出すことの効果

感情を吐き出すことができない状況では、抑圧されている状況に加え、誰も自分の味方となってくれる人はいない、誰も分かってくれないと感じ、その子が問題行動を起こしたとして、反省をさせても、他人の気持ちなど考えることは難しいことだと想像できます。

少年院の少年は、原稿用紙に感情を吐き出すことで、自分の中に抑圧していた気持ちを出すことができ、それを大人に受け止めてもらえることで、自分の持っている感情が当たり前の感情で、大変さや辛さを認めてもらえたと感じることができ、落ち着きを取り戻したのではないかと考えられます

岡本さんは、『しんどさを発散し、子どもらしくいられることが大切。子どもっぽさを受け止めてもらえることで、ありのままでいいと思え、吐き出せる場面があるから頑張れる』と言います。ロールレタリングは、感情を吐き出す方法の1つなのではないかと思います。

むすび

岡本さんの本からは、反省の前に子どもの感情を受け止めることが大切であることを学びました。子どもを育てる大人の立場として、言うべきことは言う必要はありますが、子どもが感情を吐き出せる、安心した雰囲気を作れているかをもっと大切にしたいと思いました。

参考にさせていただいた本

反省させると犯罪者になります(岡本茂樹さん著)