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多くの価値観の刷り込みは、子どものいじめに繋がる可能性がある

今回は、岡本茂樹さんの書かれた本『いい子に育てると犯罪者になります』を主に参考にしています。生前の岡本さんは、大学に勤める他、刑務所での更生支援に力を注がれていました。

岡本さんは自著の中で、たくさんの価値観の刷り込みにより、人間関係が上手く作れなくなり、いじめへとエスカレートする可能性を指摘しています。

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価値観の刷り込みにより、人間関係が上手く作れなくなる

岡本さんは、『価値観の刷り込みにより、反対のことをする人が許せなくなるため、イジメへとエスカレートする』と指摘しています。これは私の解釈ですが、しつけや価値観の刷り込みに強い苦痛が伴うと、『自分はこんなに我慢をしているのに』と言う気持ちが強くなり、より、他者を許せなくなるのではないかと考えています。

 私も舞子のように、他人への苛々に支配され、苦しい時があります。私は『こうしなければならない』と言う価値観が強いので、他人に押しつけたい気持ちがあるのだと思います。育てられ方を振り返ると、厳しすぎるしつけと言うか押し付けがあったので、それが他人へ苛々してしまう一因なのかもしれないと感じました。とは言え過去のことをグダグダ言っているのも仕方ないので、他者とくつろげるような関わり方を探していきたいと思います。

どのように子育てをしたらいいのか

子育てをする上で、子どもへ価値観を伝えていくことはとても大切な事だと思います。しかし著者の岡本さんは、『しつけは必ず抑圧を伴うため、指示命令をたくさんすると、プレッシャーを与える』と言うことも指摘しています。

そのため、親の心構えとして、親は「しつけ」と力みすぎず、良い生活習慣を身に付けさせると言う感覚で子育てをすることを勧めています。確かに、『より良い生活習慣を 』と思えば、今全てしっかりさせなくてはと思わなくても、『できないことが、いつかできるのを楽しみにしているね』と言う気持ちになることができます。

児童精神科医杉山登志郎さんは、自著の中で、『すべてのしつけに共通することは、上手くやれた時にはしっかりほめて、失敗に対して叱らない』と言っています。例えば、トイレトレーニングの時に叱られてばかりいると、トイレを嫌がり悪循環になると指摘しています。全てにおいて、できないことを叱っていると、子どもは生活自体を楽しめなくなると感じたので、私は子どもと生活する中で、なるべくできたことに注目し、できないことは、極力スルーしていきたいと思います。

参考にさせていただいた本

いい子に育てると犯罪者になります(岡本茂樹さん著)

子育てで一番大切なこと(杉山登志郎さん著)