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愛着障害の克服のために -自分でどんな対処ができるか-

今回参考にしている本は、精神科医・作家の岡田尊司(たかし)さんが書かれた『愛着障害の克服』です。愛着は、人が生きていく上で、子どもを育てる上で必要不可欠なものです。

これまでに、愛着のために重要な安全基地となる方法や、愛着のタイプについてを学んできましたが、岡田さんの著書の内容は今回が最後になります。

今回は、愛着障害を克服するために、自分でどんな対処ができるのかについてを中心に紹介します。

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愛着障害の克服のためには安全基地の存在が不可欠

愛着障害とは、親の愛情に恵まれなかった人に起きた、愛着の傷に起因する問題です。そのため愛着の課題を克服するためには、安全基地となる存在が必要不可欠だと著者の岡田さんは言います。困った時に駆け込める避難場所や安心の拠り所を提供することで、本人の安定を図り、本人自身の課題に向き合うことができるようになっていくそうです。

身近な人が安全基地として機能して回復と安定に繋がることもありますが、安全基地側が負担に感じて距離を置いてしまうこともあり、すると本人は見捨てられたとかえって傷ついてしまうことになります。

課題を抱えている人が真剣に向き合いたいと思った場合は、チャンスを無駄にしないためにも、信頼できる専門家に助力を求めることを岡田さんは勧めています。心理カウンセリングに熟練していて、愛着に課題を抱えたケースの回復経験を持っていることも望ましいとのことです。

愛着障害に苦しんでいる人が、長い間愛着障害から由来する情緒の不安定さに悩まされ、対処のために服薬をし続けたり、何かに依存しなければならない状況が続くことを考えれば、カウンセリングなどの専門機関への相談をした方が大変さや経済的負担が軽減されると考えられます。

思考のトレーニン

マインドフルネスは、安全基地に恵まれない人にとっても、安心を与えてくれる体験になると紹介されていました。人の価値基準は、親の価値基準に大きく左右されるもので、良いか悪いか二極化したような思考法は、その人を大きく苦しめることに繋がります。マインドフルネスは、そのような苦しみの原因である『悪いと決めつける判断』から遠ざけ、物事を客観視したり重く受け止めすぎないように促してくれます。

また本書には、他にも内省と共感の力を高めるための方法なども紹介されています。

愛着障害の克服は、自身のためでもあり他者のためでもある

愛着のパターンは連鎖すると言う研究結果からも想像できますが、不安定な状態の愛着の人は自身の子どもに対しても不安定な愛着を形成する傾向にあります。そのため自分だけではなく大切な人も傷つけてしまうことに繋がり、2重の苦しみを味わうことになります。愛着障害の克服は、自分だけではなく大切な人の幸せのためにもとても大切なことですので、自分も周りの人も幸せになるために、愛着障害と向き合うことは重要であると感じました。

むすび

今回は、本の一部になりますが愛着障害を克服するための手段を学びました。今回の学びを通して、周りの人を幸せにするためには、まずは自分が幸せになることがとても大切であると感じました。今回触れた内容は、周りの環境が恵まれなくても自分で愛着障害をどうにかしていく方法だと思います。本来であれば、産まれ育った環境で安定した愛着が形成されることが望ましいですが、子どもは親を選ぶことはできません。しかし産まれた環境が劣悪だったとしても、その人にも人生を諦めて欲しくはないと思っています。

参考にさせていただいた本

愛着障害の克服 「愛着アプローチ」で、人は変われる(岡田尊司さん著)

過去の愛着関係の記事

www.kakkoii-kosodate.info

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