アウトプット前提にインプットをすることの効果
インプット大全著者の樺沢紫苑さんは、アウトプットを前提にインプットをすることを勧めており、その理由となるロンドン大学での研究が、著書に紹介されています。
あるものを暗記してもらう実験で、最初のグループには、「これが終わったあとにテストをしますので、暗記してください」といいます。もうひとつのグループには、「これが終わった後に他の人に教えてもらいますので、ちゃんと記憶しておいてください」といいます。
同じ時間をかけて暗記してもらい、両方のグループに同じテストをしました。結局、「教える」ことはしませんでしたが、「教えてもらいます」と伝えたグループの方が高い得点をとったのです。
「テストをする」も「教える」も、両方ともアウトプットですが、「教える」ほうが圧倒的に心理的プレッシャーの大きいアウトプットです。心理的プレッシャーがかかるアウトプットを前提にするだけで、実際にそれをやらなかったとしても、脳は活性化し、より記憶力はアップし、学びの効率が上がるのです。
アウトプット前提のインプットを試したら学びが向上し、考えが深まりだした
私は、はてなブロガーさんのブログを読むことが好きなのですが、その時に、学んだことや感想を考えてコメントをするようにしています。そうしたところ、ただ流し読んでいただけの時とは違い『面白かったところ』『自分の生活にも活かしたいこと』『感じたこと』を考えながら読むため、より文章を深く読めるようになり、学びも増えました。
最近、印象に残った情報は何ですか?
と聞かれた時に、何か思いつくことはありますか?私は、Sai.さん、ほし氏さん、せしおさんのブログを読み、自分のブログの在り方や、そもそもの普遍的な、大きな目標は何だったのか、ノートに書き出して考えるきっかけになったことです。
気になること、学べたことがあったら、即コメントやブックマークをすると、より記憶が深まり深まり、学ぶことが増え、行動が変わり、人生が少しずつ変わっていくのだと思います。インプットしながらアウトプットをする時間を増やすことはお勧めです。
運動、掃除の成果をSNSにあげることも効果がある
みなさんは、ホーソン効果と言うものをご存知ですか。ホーソン効果とは、『誰かに見られることによってモチベーションが上がること』を言います。
ブログで運動の結果を報告するのも、頑張った掃除の報告をすることも、『人に見られる』ことがモチベーションに繋がるため、より頑張れるのだと考えられます。
参考にさせていただいた本
インプット大全(樺沢紫苑さん著書)