不幸な結末を先取りする
ひろゆきさんは、常に最悪のケースをシミュレーションして考えるそうです。例えばフランスのビザを更新する時に『絶対に更新できる』と思うのではなく、失敗したら更新できない、と言うところまで考えておきます。ビザの更新は、相手が何を言うか分からないから、間違った事を言ってしまうと取り返すのが面倒であるため、『ダメだった場合はフランス語を話せる人を1人雇って連れて行く、そのためのコストはいくらくらいかかる』と言うことまで想定しているそうです。
『最悪シミュレーション』をすることで、万一の時に対応できますし、大抵の事は想定よりも良かったことばかりになるので、どんなことがあっても幸せに感じることができると、ひろゆきさんは言います。
電車内の隣の人
私は電車の椅子に座った時、『隣に座る人は華奢な女性が良い』と願っています。華奢な人なら、衣服や肌が接触することもありませんし、近すぎてストレスを感じることも少ないからです。華奢な女性が隣に座った時は安心しますが、それ以外の時の方が多いので、電車内にいる時にストレスが多い事に気付きました。
ひろゆきさんの本を読み、私は願望、つまり『最高のシミュレーション』を考えていて、最悪シミュレーションをしているひろゆきさんとは反対の思考であることに気付いたのです。
この本を読んでから、私は『隣に、臭いがきつくて、大きな人が来るかも!』と思うようにしました。すると、大抵どんな人が来ても嫌な顔になる事は少なくなりました。先日、くしゃみが出るくらい臭いのきつい女性が隣に来たのですが、最悪シミュレーションをしていた私は、あまり嫌な気持ちにはなりませんでした。しかも『この臭いは何の臭いなんだろう』『この臭いのキツイ女性は、どんなことをして電車を過ごすのかな』と隣の人に興味を持って観察することができました。すると女性は、古代の着物や日本文化のような本を読み始めたので、その臭いはお香の臭いなのかな、などと色々と考えることができ、負の感情を手放すことができました。
むすび
ひろゆきさんのように、想定し準備をしておくことで、大抵は『想定していたよりも良かったからラッキー』と思うことができることを学びました。この思考法を電車だけではなく、日常生活や仕事にも活用していきたいです。
参考にさせていただいた本
無敵の思考(ひろゆきさん著)