日本人が自律神経が乱れるケースの中で多いのは、交感神経が優位の状態だそうです。
今回は、交感神経が優位の状態が続くとどうなるのかについて学んでいきたいと思います。
交感神経が優位の状態だと現れやすい症状
交感神経優位が続く状態で現れやすい症状について、赤字で記しました。
◯夜、興奮状態になる
→眠りにくくなる・十分に睡眠が取れない
◯血流が悪くなる→体内に栄養や酸素を送りにくくなる
→疲れやすくなる
◯血流が悪くなる→溜まった老廃物を除去しにくくなる
→疲れやすくなる
◯血流が悪くなり脳にも血液が行きにくくなる
→脳の働きが低下
◯血流が悪くなる
→手足が冷えやすくなる(冷え性)
◯胃の働きが弱まる
→胸やけや満腹感が続き食欲不振
◯腸の働きが弱まる
→下痢や便秘を頻繁に繰り返す
◯筋肉が緊張状態
→肩こりや腰痛がおこりやすい
◯瞳孔の調節機能が正しく働かなくなる
→やけにまぶしく感じる時がある
◯不安や緊張が交感神経優位に
→動悸が止まらなくなる
◯自動的に唾をのみ込むことができにくくなる
→喉に違和感を感じる
◯筋肉が緊張
→頭痛が起きやすくなる
◯血管が収縮・血圧が上がり、上半身に血液が集中
→身体の一部だけ熱くなる
◯首肩頭周辺の筋肉が堅くなる→脳脊髄液の流れが悪くなる→脳脊髄液が内耳に流れこむ
→めまいや耳鳴りの症状が引き起こされる
それぞれの症状は必ずしも自律神経の乱れが原因とは言い切れませんが、なんとなく不調、が続くと、自律神経が関わっているのかもしれません。
私が気になっている症状は、腸の調子です。朝食後動くはずの胃や腸が動いている様子があまりなく、健康診断の時にも医師におかしいと言われたことがあります。翌日が休みで、ぬいぐるみを抱きながらリラックスしている時には腹が活発に動いたり快便なことが多いのです。ここから、私の胃腸の調子は、精神状態、緊張状態から交感神経が優位の状態になっていることが多いと考えられます。
むすび
今回は自律神経が乱れ、交感神経が優位になった場合に特におこりやすい症状を学びました。
人間ですから、自律神経系のバランスが乱れるのは当然、と専門医の小林弘幸さんは言います。自律神経バランスを整えるためには、原因となる行動を減らして、整えるための行動を増やしていけばいいのだと思いますので、次回以降は原因と改善の方法について学んでいきたいです。
参考にさせていただいた本
・自律神経整え方BOOK(原田賢さん著)
・自律神経を整える習慣・運動・メンタル(小林弘幸さん著)