ここ数年、私は疲れが取れにくかったり、調子が悪い日が続いているのですが、その一因は自律神経ではないかと言うことが分かってきました。
身体を維持してくれる自律神経
上でも学んだように、自律神経とは、私達の臓器や血管をコントロールして体調を整えるものです。自律神経には、交感神経と副交感神経がありますが、昼間は交感神経が優位になることでアクティブに、夜間は副交感神経が優位になることでリラックスをして身体を休ませる働きがあります。
加齢やストレスにより自律神経バランスが崩れる
研究により、男性は30歳、女性は40歳頃から副交感神経の働きが弱まることが分かっています。ですから交感神経が優位の状態になりやすいのです。また、日々のストレスにより交感神経が活発になるので、現代の日本人は交感神経が優位になるタイプが多いそうです。
加齢やストレスのせいで、夜も交感神経の方が優位な状態が続くと、身体はアクティブの状態が続きますから、夜はリラックスできずに、眠れなくなったり、疲れが取れない一因になります。
私は夜に目がチカチカすることがよくあるのですが、これは交感神経が優位で、瞳孔が開いている状態であるのではないかと思いました。また身体が興奮状態で、入眠しても2、3時間で起きてしまうことも良くありますが、これも交感神経が優位だと考えられます。また便秘の原因も、交感神経が優位で、胃腸の働きが弱まっているから、便が腸に留まったままである事が分かったのです。
むすび
今回自律神経の事を学ぶことで驚いたことは、加齢により副交感神経の働きが弱まることです。副交感神経の働きが強い若い時期だと、リラックス・回復の力が強いのですぐに元気になりますが、年を取ると、そういう訳にはいかず、体調を整えるために工夫をしていく必要があることが分かりました。
次回以降は、自律神経が乱れると具体的にどうなるのか、自律神経を整えるためにはどうしたら良いのかを学んでいきたいと思います。
参考にさせていただいた本
自律神経を整える習慣・運動・メンタル(小林弘幸さん著)
ゆっくり動くと人生が変わる(小林弘幸さんよ)