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愛着のパターン -回避型について学ぶ-

今回参考にしている本は、精神科医・作家の岡田尊司(たかし)さんが書かれた『愛着障害の克服』です。人が生きていく上で、子どもを育てる上で愛着は必要不可欠なものです。

前回から愛着のパターンについて触れていますが、今回は回避型について学んでいきます。

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『回避型』の愛着の特徴

回避型の愛着パターンの形成の背景として、親の『拒否と無関心』、『過保護と過干渉』が挙げられます。両方とも本人の感情は汲み取らず、本人が求めることは拒否する共通点があります。

安定して愛着を形成することができれば情緒は安定し、感情と向き合って対処することができますが、回避型の場合は感情と向き合うことを親が拒否してきたので、感情に対処することが難しく、問題に向き合わないことで自分を守るようになります。とりあえず心が乱れて不安になることから回避したり、切羽詰まるまで問題を解決しようとしない傾向にあります。感情に対処することも難しいため、学校での暴力的トラブル、反抗非行、いじめ、暴力的問題、DVリスクが高い等さまざまな問題を生じます。

回避型の人との愛着形成のために

回避型は安全基地として安定した愛着を育むことは最も難しいタイプと言われています。ただ児童や青年は親に依存しているため、心の可塑性もある程度保たれているそうです。回避型の人は、情緒表現や心遣いが苦手で、物のように相手を使い所有し、支配する仕方が特徴で、自分の流儀や関心でしか物事を楽しめない特徴があります。一方、彼らの流儀に従い、関心を共有してもらい、教えを乞うことも方法の1つです。共感は煩わしいので、時には直接的な表現で、伝えたい事を明確に伝えた方が心に響くと岡田さんは言います。

そして安全基地が形成され、彼らが何か助言を求めてきた時だけ、控えめに「それはこうじゃないかな」、「こうした方が良いかも」と教えることが大切だと言います。実際に有用な情報は自分のためになると感じることができます。

むすび

私が回避型について学んだ時に驚いたのは、回避型の人は共感を嫌うと言うことでした。私はこれまで、どの子どもに対しても共感を大切にしてきました。しかしそれがあまり嬉しそうではない子どももいましたが、その理由が今回の学びで良く分かりました。それと同じで、大人でも共感を望んでいない人もいるのではないかと思うと、全ての人に全て同じ態度ではなく、その人に合った接し方を心がけていきたいと思うようになりました。

参考にさせていただいた本

愛着障害の克服 「愛着アプローチ」で、人は変われる(岡田尊司さん著)

本書では、愛着は4つだけではなく、2つのタイプが合わさったタイプなども紹介しています。愛着について気になる方は、是非一度本書を手に取ってみてください。

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