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コミュニケーション能力が異常に高い友人の子ども時代の環境とは

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コミュニケーション能力の高さは母の影響

この友人は、初対面同士が4、5人集まった時でも、その場を笑顔で満ち溢れさせるくらい、場の盛り上げ方や他人の話の引き出し方がとても上手な人です。そしてこの友人は人との距離の取り方も上手で、彼が人に苛々しているところを見たことがありません。友人のコミュニケーション能力が異常に高い理由は、子どもの頃からたくさんの大人の会話を聞いてきたからだと言うことが分かりました。

また友人は数年前に会社を設立し、保険や投資の事業を展開、自身の営業所まで持っています。会社まで設立させてしまうほど行動力のある理由も、友人の母の影響が大きいと考えられます。友人の母自身がサロンの経営者であったことに加え、上述したように、母が色々なコミュニティに連れて行くことで、多種の仕事をしている人に触れてきたのだと思います。子どもの頃に様々な働き方があると知ったことは、友人の財産になっているのではないかと思います。

多様な世界観を見せることの大切さ

落合陽一さんは、自身の著書の中で次のように言います。

幼稚園や小学校の中が世界のすべてと思い込んだままに育ってしまうと、学校が合わなかったりいじめられたりした時に、世界の終わりであるかのように感じてしまうのではないでしょうか。僕は子供には、できるだけ多様な世界観を体験しながら育ってもらいたいと思っています。(省略)親の人脈を生かした学びは誰にでもできることです。お金をかけて高尚な作品を見せることが重要というよりも、親がおもしろいと思うものや得意なことを、子供にどれだけ見せてあげることができるかという観点が大事なのです。0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書より引用)

学生の時の私は、クラスの人間関係でトラブルがあった時に、家で泣き続けるくらい落ち込む時もありましたが、もし、クラス以外の世界を知っていたら、「ここだけが自分の居場所と言うわけではないから大丈夫」と、それほど落ち込まなかったのではないかと感じました。子どもが自分の知っている以外の世界がある事を知ることで、何かに躓いた時に、それを大きな悲劇として捉えにくくなるくらい、視野が広がったり支えになるのだと思います。

むすび

ここ数年、子どもが強くたくましく、幸福感を持って生きるために、何が必要なのかと考え続ける日々が 続きますが、大切なのことの1つは、大人が自分の人生を楽しく生きていて、それを子どもに見せてあげることだと学びました。私達も、子どもに色々な世界を知ってもらうように、伝える言葉、関わり方を考えていきたいと思いました。

参考にさせていただいた本

 0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書(落合陽一さん著)