今回は、性教育についての書籍『おうち性教育はじめます』『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』の2冊を参考にしています。今回は、子どもがどのタイミングでセックスをして良いのかについて触れていきたいと思います。
日常で伝えられる愛情と性についての話
性教育の本『おうち性教育はじめます』では、そもそもの愛情表現について話すことができると紹介しています。多くの人は、セックス=愛情表現の最高峰と思ってしまいがちですが、愛情表現とは別の方法でも伝えることができると紹介されています。
・視線を交わす
・言葉を交わす
・優しく触れ合う、なでる、さする、手を繋ぐ
この説明を受けて、大切なパートナーとの関わりで必ずしも性の関りは必要ではないと感じることができました。子どもだけではなく大人自身も、目一杯の愛情の伝え方がセックスではなく豊かな関わり方があると知っていれば、早くセックスをしなければと急がなくても良くなるのではないかと思います。
セックスのリスクとその対処法について伝える
我が国の避妊法として主流なのがコンドームですが、コンドームは完全には避妊できず、コンドームを使用した状態でも15%の女性は妊娠してしまうと言う数値が出ているそうです。※病院のサイトなどでは、一般的な使用方法で使用すると、1年で15%と言う表現がありました
コンドームは避妊方法としては確実ではありませんが、コンドームは唯一性感染症から守ってくれるものであるため、つけることは必須であると伝えていく必要があります。
避妊法として海外で進んでいるのは、ピルの使用。他にも避妊手術や医学的アプローチがありますが、ピルの使用に関しては世界では8%であるのに対して、日本のピルの使用率は3%程度であると言う国連の調査結果があり、日本ではピルの使用があまり進んでいないことが分かります。
コンドームをつければ若いうちでも安易に性交渉しても良いと思ってしまうと、望まない結果に繋がる危険がありますが、特に女性には大きなリスクがある事を知っていれば、早い段階で敢えて性交渉はしなくても良いと思うことができるかもしれません。
むすび
今回は、子どもがいつ頃セックスをして良いのかについてを学びましたが、私が読んだ本には、いつならOKと言うことは書いておらず、性についての話を重ねて知識や価値観を伝えたり一緒に考えたりすることが大切だと言うことが書かれていました。親が子どもの事を大切に大切に育て、子どもが大人から愛情を貰っていると感じている状態なら、親が子ども安全を願っていることが子どもにも通じ、子ども自身も自分を大切に繋がることができるようになるのではないかと思いました。ですから、避妊はしなさい、妊娠はリスクがあると表面的に伝えるのではなく、性教育の出発点は、あなたが大切な存在であると言葉や行動で伝えていくことがスタートなのではないかと感じています。
参考にさせていただいた本
おうち性教育はじめます
お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!