私の友人は2人の子どもを育てながらフルタイムで働いています(共働き)。彼女は、時には海外へ出張したり長期間家を空けることもあるそうですが、実家は他県にあるので、実家の親も頼る事はできません。そんな彼女は、子どもを預かってくれる機関を積極的に利用していることを教えてくれました。
育児を積極的にサポートしてくれる機関がある
毎日子どもの世話をしたり、家族のために働く方が、子育てを休んでリフレッシュしたい時、サポートをしてくれる機関があるそうです。生活保護世帯は、一部もしくは全額免除される場合もあります。場所や条件によって、金額や預かり条件が異なる場合がありますので、各機関に問い合わせが必要です。
ショートステイ(短期入所生活援助事業)
出産、病気、看護、冠婚葬祭、出張、育児不安、育児疲れ、看護疲れ等が原因で、お子さんの養育が困難になった場合に、区や市町村が委託する施設または協力家庭でお子さんを短期的にお預かりします。保護者に代わって、食事の提供、身の回りの世話、学習・遊びの援助などを行います。
- 6泊7日まで、1か月に7日以内のところもあるそうです。
- 年齢は、2歳~事業所によって様々。2歳未満を預かってくれる施設もありますが、金額が倍増します。各福祉課などに問い合わせを。
- 金額は1泊につき3,000円~5,000円程度。
トワイライトステイ(夜間養護等事業)
保護者の仕事その他の理由により、平日の夜間又は休日に不在となり家庭において児童を養育することが困難となった場合、その他の緊急の場合、夜間(22時頃)まで。金額は1回につき1,000円~2,000円程度。
保育所の一時預かり
保育所に入園していない乳幼児を持つ保護者が一時的に、保育できないとき数日間預かってくれる保育所もあります。また、子育て支援センターで一時預かりしているところもあります。金額は1日2,000~5,000円(宿泊なし)です。※宿泊がある場合は1日10,000円前後
学童保育
働く親の子どもたちが、安心して充実した放課後が過ごせるように、児童を夕方まで預かる施設。児童館や空き教室などを利用したもので、放課後だけでなく春休み、夏休みなどの長期休暇も利用可能。
- 対象は小学生1年生から3年生が一般的。学童保育によっては小学6年生まで対象年齢を引き上げているところも。
- 公立学童は月額 6,000円程度(3,000円~7,000円)
民間学童は月額 9,000円程度
病児・病後児保育
入院加療の必要のない、病中または病気回復期のお子さんを家庭で看護できない場合、医療機関または認証保育所の保育室において預かり保育をします。
- 預蹴られる子どもは、発熱やかぜ、下痢など乳幼児が日常かかる病気、気管支喘息などの慢性疾患、やけどや骨折などの外傷性疾患の養生期、その他医師が利用可能と判断した病気が対象で、強い感染症に感染している場合は難しい
- 金額は1日2,000円程度
ベビーシッター
家庭で子どもの養育を代行するサービスですが、金額は1時間1,000円程度と比較的高い費用となっています。しかし自宅にベビーシッターが来てくれるため、子ども送迎の必要がありません。
ファミリーサポートセンター
乳幼児や小学生等の児童を有する子育て中の労働者や主婦等を会員として、児童の預かりの援助を受けることを希望する者と当該援助を行うことを希望する者との相互援助活動に関する連絡、調整を行うもので、援助をおこないたい会員は13万人います。金額は1時間1,000円程度と、ベビーシッターのように高い費用です。
むすび
子どもがいくらかわいくても、育児疲れを感じる時もあると思います。また、仕事の関係上子育てができない日もあります。以前は、親と一緒に暮らしていたりして、面倒を見てもらえる人も多かったと思いますが、今はそれが叶わない人の方が多い印象を受けます。家族に頼れないなら、積極的に社会的な事業を利用する。それが今の時代には必要な事ではないかと思いました。