最近、『子どもの話にどんな返事をしてますか?』と言う本を読みました。
著者のハイム・G・ギノットさんは、子どものセラピストとして活躍し、親の教育プログラムを実施するなどの活動をされた臨床心理学者です。本書は、親と子どもの関係に革命的変化をもたらしたとされ、30か国に翻訳され、500万部を超えるベストセラーとなりました。
私は子どもとの関わり方に悩んでいるのですが、本書は具体的にどのように関われば良いかというアドバイスが詰まっているので、何回かにわたり学んでいきたいと思います。今回は、親が子育てをする上で、どのような事を大切にして行ったら良いのかという話です。
子どもとの関わりには、スキルが必要
昔から人は、親となった時にスキルの習得をしてきたのだと思います。例えば自身の親や友人から子育ての方法を教えてもらったり、専門家に相談したり、本を読んで学んだり。自分の子育てを良くするように努めてきたと考えています。
ただ本書の、子育てに医者のように専門のスキルや、客に振る舞うような配慮の仕方が必要と言う指摘には驚きました。確かに精神科医や臨床心理士などの専門職の方は、知識や経験の豊富さから、子どもが心を開いたり心のケアをしやすいです。
今まで私は、子どもを想う気持ちが一番大切だと思っていました。子どもを想う気持ちさえあれば、子どもに伝わると。しかし、子どもからしてみたら、私は上の絵で出てきたように、愛していますが訓練を受けていませんと言う医者と同じような感じだったのかもしれないと気付きました。最近子どもと話をしていた時に子どもが心を閉ざしてしまった経験をして、気持ちだけではどうにもならないことがある事を知り、より対応についてを学ぶことの大切さを感じました。
では次回以降、どのようなスキルが大切かに触れていきたいと思います。
参考にさせていただいた本
子どもの話にどんな返事をしてますか?(ハイム・G・ギノット)