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脳にトラブルを抱えた『脳コワさん』理解のための本

今回は、鈴木大介さんが書かれた『「脳コワさん」支援ガイド』と言う本を参考にしています。

ルポライター鈴木大介さんは、脳梗塞により高次機能障害を患いました。その後脳が正常に機能しなくなった状態や辛さを体験。著書では健常者にも分かりやすいようにそれを表現してくれています。本の出版後、高次機能障害の人以外の、脳にトラブルを抱えた方、精神疾患発達障害認知症などの方から多くの共感をもらったそうです。鈴木さんは脳にトラブルを抱えた人=脳が壊れた人=脳コワさんには共通する悩みがある事を知ったのです。

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脳のトラブルを抱えた人を理解するための本

脳コワさんとは、脳に何らかのトラブルを抱えた人のこと。鈴木さんは病名や障害名は区別せずに、ひとくくりで表現していますが、私はこの本を読んで、自分も脳コワさん時代があったかもしれないと感じました。それは、生理前の苛々が抑えられず、感情をどうにか鎮めたいのに収まってくれず爆発してしまうと言う体験。これを何年も経験しましたが、鈴木さんは『感情がバカでかくなる』と表現されていました。

例えば、寝不足や疲労困憊の時に、ついカーっとなってしまったことは誰にでもあると思います。しかし、脳コワさんの場合はそれがずっとあるのだと鈴木さんは表現しています。そして負の感情がずっと付きまとう鼻の下についた拭えないウンチ状態。

上のイラストで紹介したのは、鈴木さんが著書の中で表現している脳コワさんの状態の事を真似て描いたものですが、脳コワさんはこんな風に辛いと言うことがとても分かりやすく表現されています。次以降で、脳コワさんの支援のためには何をして行ったら良いのかについて、学んでいきたいと思います。

むすび

世の中には、病名や障害名がつかないけれども、生き辛さを感じている人はたくさんいると思います。皆さんの周りにも、『この人、何か辛そうだ』と思う人がいた体験はありませんでしたか。その人は、もしかしたら病院に行くなどの対処をしていないだけで、障害を持っていたり、その傾向がある可能性があります。私は学生時代にも、社会人になっても『この人は何か生き辛そう』だと思う場面がありましたが、この本はそう言う人への関り方も学べるのではないかと思いました。

私は発達障害の子どもに対して、子どもをパニックにしてしまうような対応をしてしまっていました。当事者はどのような事に困っていて、どのような支援を必要としているのかを知りたかったので、鈴木さんの書かれた本に出逢うことができて本当に良かったと思います。

参考にさせていただいた本

「脳コワさん」支援ガイド(鈴木大介さん著)