今回は、心理学者トマス・ゴードンさんの書かれた『親業』と言う本を参考にしています。親業からは、子どもへの関わり方について学ぶことができます。
今回は、子どもへの関わり方、姿勢についてを学びたいと思います。
時々、子どもとの関係が悪くなる理由
私は子どもと接する仕事をしています。その中でずっと疑問だったのは、友達や姉妹、 職場の人同士との関係性は良好なのに、なぜ時々子どもとの関係が悪くなるのか分からなかったことです。しかし今回『親業』を読み、子どもとの関係性が時々悪くなるのは、私の子どもに対する姿勢が問題であることが分かりました。
私は『大人だから時には子どもに厳しい事を言わなければならない』と思い、心を鬼にして子どもと接してきたつもりですが、でもその言い方を、同じ大人にもすることができるかと問われたら、絶対にできないことに気付きました。つまりは、子どもに対する言い方が悪かったと言うことです。
子どもだから、大人だからと言って言い方を変えるのではなく、子どもも、1人の人間として尊重する気持ちを持って接することの大切さを感じました。
尊重することで変わった関係性
この本を読んでから、子どもに対して話が必要な時に、大人に伝えるような言い方で、指摘をするようにしたら、子どもとの関係性が悪くなることは減りました。厳しく伝えなくても、対等な人として、自分の気持ちを話したり会話をすることで、子どもは分かってくれるように感じました。
しかも子どもを1人の人として尊重することで、日常会話がより弾むようになりました。子どもにとって以前の私は、注意ばかりをするただの怖いおばさんで、一緒にいても、自分が悪いみたいな言い方されるし、嫌な気持ちになるだけだったのではないかと思いました。でも、今は、以前とは違って、少しだけでも、お互いを尊重し合えるような関係性になってきたのではないかと感じました。
むすび
子どもは出来ないことが多い、これは当たり前のことです。赤ん坊として産まれてくる時は、無力で何もできない。だから大人は子どもを守り、社会の中で生きる方法を教えていきます。そのため大人は子どもに対し『教えなければ』と言う気持ちで、時には心を鬼にして関わろうと決心することがあると思います。しかし、子どもとの関係の中で、鬼の存在は必要なく、大切なのは尊重する気持ちである事を学び、大きな収穫を得ることができました。
参考にさせていただいた本
親業(トマス・ゴードンさん著)