今回は『読んで学べるADHDのペアレントトレーニング』を参考にしています。この本は、ADHD(落ち着かない、衝動的)の子どもを育てる親だけではなく、子どもの行動にストレスを抱える親にとって役に立つ解決法が紹介されています。個人的には子育てだけではなく、職場や部活動などの後輩の教育などにも活用できるのではないかと考えています。
これまで本書からは、大人の言動を変えることで子どもの行動が変わっていくことや、その鍵となるのが注目であると言う事を学んでいます。今回から具体的にどのようにしていく必要があるのかについて学びたいと思います。
第1ステップは、子どもの行動を分類すること
本書では、第一ステップとして子どもの行動を分類することを勧めています。一度だけではなく、数日間子どもを観察して続けることにより、リストが増えていきます。リストの分類は以下の3種類になります。
1.してほしい行動(増やしたい行動)
2.してほしくない行動(減らしたい行動)
3.許しがたい行動(無くしたい行動)
子どもを観察し、分類すると気付くこと
子どもを観察して行動を分類してみると、私の場合はしてほしくない行動や許しがたい行動よりもしてほしい行動の方が圧倒的に多かったです。今までは何も意識せずに子どもと過ごしていたので気付きませんでしたが、平穏な状況-例えば静かにテレビを観ているとか、消灯時間を守るとか、毎日遅刻をせずに登校することなど- 日常生活の中で見過ごしていたことが良い行いであることが認識できました。
むすび
今回の分類を通して、子どもにしてほしい行動、子どもが当たり前にできているような行動にも目を向けることができるようになりました。次回以降は、分類した行動に対して、どのように対応していく必要があるのかについてを学んでいきたいと思います。