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妻が忙しく家事育児をしている時、なぜ夫は平気で携帯を触るのか -黒川伊保子さんのトリセツから学ぶ-

今回は、黒川伊保子さんの『妻のトリセツ』、『夫のトリセツ』を参考にしています。夫婦やパートナー間のすれ違いや衝突で悩んでいる人は、本書を読むと何か解決のヒントがあるかもしれません。

今回は、夫婦が抱える家事問題について学んでいきます。

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夫は家事の総体が分からない+家事が見えていない

著者の黒川さんは、夫がしている家事上位のゴミ出しは1つの工程だけで、夫が考える以上の工程があることを説明しています。

たとえば、「夫がしている家事」の上位にくるゴミ捨て。この場合のゴミ捨ては、ゴミの入った袋をゴミ置き場に移動させることを指す。しかし実際にゴミがゴミ袋に収まり、移動可能な状態になり、次の新しいゴミ袋がセットされるまでに必要な手順は以下の通り。

①分別の仕方を理解し、それぞれのゴミに合ったゴミ箱を複数用意し、動線や見た目を考えて設置する。
②ゴミ袋を分別の種類ごとに用意する。
③分別種類ごとの収集曜日を把握する。
④分別してゴミ袋に入れる。
⑤不快なゴミが外側から見えていないか確認する。
⑥袋に破れがないか、持ち手は汚れていないかチェックする。
⑦空気が入らないように、または抜きながらゴミ袋の口をしっかり結ぶ。
⑧ゴミ捨て場に持って行く。
⑨ゴミ箱が汚れていたら洗う。
⑩新しいゴミ袋をゴミ箱にセットする。

 たいていの夫が「ゴミ捨て」と思って行っているのは⑧のみ。妻からすればほかに9工程もある。さらに言えば、④の分別には、生ゴミ可燃ゴミ不燃ゴミ、資源ゴミがあり、資源ゴミには、ビン、カン、ペットボトル(ペットボトルのふたは別に集める、ペットボトルに巻きついているラベルははずす)、新聞紙、雑誌、段ボール、牛乳パック、布などなど、さらに細かい分別が必要となる。それらを洗ったり、つぶしたり、縛ったりする作業が必要だ。

引用:逆気絶しないための【妻のトリセツ】§3. ゴミ捨てには10工程もあったなんて!「名もなき家事」って知ってる? | FORZA STYLE|ファッション&ライフスタイル[フォルツァスタイル]

つまり夫は、家事の全体を把握していない場合が多いと言うことです。その原因は、気付く気付かないと言う特徴もあるかもしれませんが、昔から女の子だから家事を手伝いなさいと言われる一方で、男の子は幼い頃から家事に関与してこなかったことも一因ではないかと思います。

妻は家事と夫とどう向き合ったら良いのか

妻は、『夫は家事の総体が分からない+見えていない』と言うことを考慮して夫と関わる必要があります。黒川さんは、『察して』は揉める原因であるため、家事は分担を決めるか、本当に助かるタスクを夫にやってもらうと、夫の存在価値が上がると言います。例えば、『〇〇だけやってくれれば天国なの、お願い』と頼ったりすることができると紹介されています。

黒川さんは夫に、『今から〇〇をして、〇〇をして、〇〇をやるね』と宣言をすることもあるそうです。宣言することで、夫側は名もなき家事を認識することができます。また、朝からやったことを列挙して泣き、『本当は全部やってあげたいの。なのに疲れてお皿が洗えない』と言う戦略も取るそうです。そうすることで、夫の協力に繋がると説明しています。

私は本書を読み、今後は家事の分担と、お願いがもっと上手にできるように心がけたいと思いました。

夫は家事と妻とどう向き合ったら良いのか

私は黒川さんの本を読んで、妻が毎日のように行っている『名もなき家事、見えない家事』を、夫が認識していないと言う事実を夫婦共に認識する必要があると感じました。

夫の場合は、まずは妻の所作を観察し気付くところから始めてみることが良いと思います。そして黒川さんは、とにかく労うこと+感謝することを勧めています。更に夫のプロを目指すのであれば、名もなき家事のタスクのうちの1つを自らのタスクにすることを申し出ることを勧めています。

もし、私の交際相手が、私が実施している家事について気付いて労ってくれ、感謝してくれ、更に積極的に家事に参加してくれたら、言葉では表すことのできない、愛を超えた何かを感じることができるのではないかと思います。

『いつも仕事で疲れている中ご飯を作ってくれてありがとう』

『ご飯だけじゃなくて、毎回の買い物もメニュー考えるのも大変だよね。』

『次は俺も買い物一緒に連れてってね』

『恵が夜勤でいない時は、家がしっちゃかめっちゃかになっちゃって、恵がいつも時間見つけて片付けてくれているんだって気付いたよ。』

『恵が泊りの仕事の時、何かできることある?』

『ゴミ出しだけでも俺もやらせて』

こんなことを言ってくれたら、その日は幸福感に満たされて1日を終えることができるのではないかと思います。よく言われるワンオペ育児は、1人で家事育児を担う物理的負担もあると思いますが、『自分だけがやっている、夫は気付いてくれないし感謝もしてくれない』と言う心理的負担も大きいのだと思います。毎日の仕事で忙しい夫側も、気付く、労う、感謝する、参加するを生活の少しでも取り入れることが出来たら、妻を物理的にも心理的にも大きく助けることができるのではないかと感じました。

むすび

今回、夫は家事の総体が分からないことや、家事が見えていないと言うことを学びました。仕事をする上でタスクの顕在化と分担は、お互いの心理的・物理的負担を考慮したり、チームで取り組んでいると言う一体感にも繋がります。これは、家事をする上でもとても大切な事ではないかと思うので、私はこれから顕在化とタスクのお願いをしていくことができるように努めていきたいと思いました。

参考にさせていただいた本・サイト

妻のトリセツ(黒川伊保子さん著)

夫のトリセツ(黒川伊保子さん著)

妻のトリセツは漫画版も出版されています。

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