梅原大吾さんについて
梅原さんは11歳の頃からゲームを始め、14歳で日本一、17歳で世界一にまで上り詰めました。梅原さんはギネス記録を3つ保持していて、そのうちの1つが次に紹介する動画の再生数。2004年の世界規模の格闘ゲームの準決勝で、あと一発でチュンリー(女性キャラ)にやられるところから逆転した動画。『史上最も視聴された対戦型ビデオゲームの映像』としてギネスに認定されました。あまり格闘ゲームをしたことのない私でも、この動画を観て何度も鳥肌が立ってしまいます。
順風満帆に見える梅原さんの人生ですが、過去には自分を追い込み挫折し、ゲームから離れて麻雀や介護の仕事をしたことがありました。追い込みすぎて10キロ以上痩せてしまったこともあったそうです。その中で梅原さんは、勝つためだけに生きるのではなく、自分の成長に集中することで、最終的に勝ってしまうと言う今のスタイルに出会いました。
外的な刺激をモチベーションにしない方が良いわけ
プロゲーマーは、会社員とは違って通勤するわけでもないし、ゲームをする時間が決まっているわけでもない。だらけようと思えばいくらでもだらけられる環境です。そのため、梅原さんは常に自分で自分のやる気をコントロールしてきました。
梅原さんが試行錯誤をした結果、『モチベーションは自身の成長』に焦点を置くことで、外的な刺激に焦点を置くよりも成長し、勝率があがったそうです。勝つことを意識しないことが、逆に勝つことに繋がると言う考えは新鮮な考えでした。
外的な刺激をモチベーションにしない方がいい理由は、例えば評価が良かった時に、それで安心してしまうと、そこで成長できるポイントがあったとしても見逃してしまう。テストを90点取れたからいいやと思ってしまうと、できなかった問題や、分からなかったけど何となく合っていた問題もスルーしてしまう。間違っていた問題を見つめて成長すると言うチャンスを逃してしまうのです。一方成績が悪くて落ち込んでしまうと、改善するべきところまで気持ちが行かない時もあります。
また人の目を気にすると、本来やるべき行動を継続できない、と梅原さんは言います。梅原さんが新しいゲームを始めた時は負けることが多いそうですが、その時に『アイツまだ結果出てないよ』『ウメハラも終わりだな』と言われることもあるそうです。そういう人の目を気にすると、やる気が失われる。しかし梅原さんは、外からはなかなか評価されない、評価してもらえない内的な成長を意識し続けることでモチベーションを維持し、成長して勝率を上げていきます。
外的な刺激を当てにしない方が良いと思った体験(人の考えは普遍的)
私は前職で、先輩にあれこれ怒られる日々が続きました。私なりにも改善を重ねていったつもりですが、基本的には自分のスタンスを変えているつもりはありませんでした。しかし、数か月後その先輩から『あなたは〇〇(私の上司)よりも仕事ができるんじゃない?』と言われたのです。数か月前私に怒って無視をしていた人が、私の事を評価している。『人の評価は一定ではない』と、とても怖く感じました。一方で、褒められたから自分の中でモチベーションが下がっている感覚も覚えました。
この時に、他人の目より成長を大切にしていたら、また現実世界が変わっていったんだろうなと思います。
梅原さんの本を読んで変わったこと
梅原さんの本を読み、私自身もこれから成長を意識した生活をしてみようと思いました。
今までブログのアクセス数をこまめに見ていたのですが、それはやめてみます。私にとってのブログの外的刺激はアクセス数であり、これまでアクセス数が上がるとやる気が下がり、アクセス数が下がると焦る経験があったからです。
アクセス数ではなく、内容の充実や、それに伴う自身の成長に集中していこうと思いました。
また絵の上達にチャレンジしてみたいです。これまで、目は点しか描かなかったのですが、初めて点以外の目を書いてみました。少しずつ練習していきたいです。
仕事に関して、他者の評価や数値と言うものに囚われない生き方をしてみて、どう変わっていくかがとても楽しみになりました。
梅原さんを知った経緯
最初に梅原さんを知ったのは、林さんの(id:tanigawa_kagerou) コメントからでした。林さんは、スケッチの技術を向上させるために日々スケッチを描き続けているのですが、その原動力の理由の1つが分かった気がします。 林さんありがとうございます!
参考にさせていただいた本
勝負論
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