先日『ゼロ秒思考』と言う本を読んで、速く深い思考のヒントを学びました。
私は子どもの頃から浅い思考しかできず、周りから『ちゃんと考えてるのか』と指摘されることが多かったので、長い間、どうしたら頭の回転が速く深い思考ができるのか疑問に思っていました。
そんな背景があって『ゼロ秒思考』を読んだので、速く深い思考、モヤモヤを断ち切れる思考が学べて大変ためになりました。
ゼロ秒思考とはどういうものか
著者の赤羽さんは多数のプロジェクトを経験する中で、速く深い思考へと鍛え上げるためのメモの書き方を試行錯誤しました。そのメモの書き方とは、『疑問やモヤモヤを思いついた時に、A4用紙に1分でその問題についてを書く。何枚でも書く』と言う方法です。
モヤモヤが浮かんだ瞬間に、それをキャッチして考える。それが、このメモ書きの大きな特徴だと気付きました。このメモ書きを続けていくことで、悩む時間が1か月、半月だったようなことも、数日、数時間へと短縮されていくそうです。赤羽さんは、メモ書きの継続により、瞬時に深い思考ができるようになることを、ゼロ秒思考と表現しています。
物事の判断、原因分析、対策考案が瞬時にできるようになり、悩む時間が圧倒的に減る。こんなスマートな思考ができるように私も試してみたいと思いました。
ゼロ秒思考に近づくためのトレーニング方法
そして著書では、ゼロ秒思考に近づくためのトレーニング方法についてを紹介しています。
メモのトレーニング方法は、次の通りです。
・メモはA4の用紙を使用
・左上に題名を書いて、右上には日付
・制限時間は1分間
・題名に対して4~6行で考えたことを書く
・これを1日10枚程度書く
・ポイントは、思いついた瞬間に書くこと。
・同じ題名について、時間や日を改めて何十回書いても良い
1日1分を10枚、つまり1日10分の時間これに費やせば、速く深い思考ができるようになると赤羽さんは言います。これは赤羽さんが試行錯誤をした末に開発した方法なので、アレンジせずに取り組むことを勧められています。
ゼロ秒思考を試してみた結果
メモ書きの方法が分かった私は、この方法を試してみました。
モヤモヤを感じた時、心身共に調子が悪くなりかけている時、すぐにメモを取り出して考えるようにしました。そうしたところ、大抵のことは引きずらず、今後のやるべきことに焦点が当たりました。
むすび
頭の回転が速く、思考が深い人。悩まずに自分のやるべきことを全うする人。それが私の憧れなのですが、それに近づくためのメソッドを学びました。
メモ書きは現在も続けているのですが、感覚としては今までの一歩二本先の解決策を思いつくことができています。水たまりのように浅い思考ですが、少しは深くなった実感があります。今後もメモ用紙を持ち歩いて、続けていきたいと思います。
参考にさせていただいた本
ゼロ秒思考(赤羽雄二さん著)