注意・指摘をするときの7つのコミュニケーション方法

f:id:Megumi_Shida:20181214231505j:plain

施設の子どもがルールを守ったり、他者への思いやりを育てるために、改善の必要がある場合は指摘をしていく必要があります。しかし子どもの非をそのまま指摘してしまうと、自分を否定されたようでストレスが溜まり(私もそう感じます)、子どもは指摘されたことに集中できなくなります。子どもが自身の課題についての考えに集中できるよう、私が普段大切にしている指摘方法についてをご紹介します。

 

1. なるべく子どもが1人の時に指摘をする

大人数の前で指摘をされると、自分の欠点を他人に知られるようで、恥ずかしい気持ちが大きくなってしまい、指摘内容に集中できなくなってしまいます。またあなたが子どもから、人の気持ちを考えない無神経だと思われてしまうかもしれません。『褒める時は大勢の前で、指摘をするときは個別で』を意識すると良いと思います。

 

2. まず子どもの言い分をきちんと聞く

小さな子どもは何も考えずにいたずらをしてしまうことがありますが、子どもが大きくなるにつれ、その行動の裏に子どもの気持ちや意志があることが増えます。そのため大人は、指摘をする前に子どもの言い分を聞くことをおすすめします。言い分を聞くことで、『大人はあなたのことを分かろうとしているし、大切に想っている』と言うメッセージに繋がると思います。

先日、小学生が宿題をしているのにも関わらず、中学生がテレビを観ていましたが、ヘッドホンをしてくれませんでした。他の子が勉強をしている時は、ヘッドホンをする約束ですが、ヘッドホンを付けない理由を聞くと「ヘッドホンがボロくなってて付けにくくなってるし、聞こえにくくて嫌だから」と言っていました。上司にそのことを相談したところ、新しいヘッドホンに交換することになり、その子どもがヘッドホンを付けないことがなくなりました。

 

3. あなたや他者の気持ちを考えさせる

その子どもが行動が周囲に与える影響を考えさせることで、子どもの視野が広がります。子どもがきちんと考えられる子であれば、「同じことをされたらどう思う?」と考えさせることをお勧めします。他者からの指摘よりも、自身で考えるように質問を投げかけることで、子ども自身で答えを見つけられる練習にもなり、自分で出した意見の方が受け入れやすくなります。「こうされたら〇〇くんは嫌じゃないの?」と言っても、「俺は嫌じゃないから」と突っ張ってしまう時は、「私はこうされたら悲しい気持ちになるよ」と言うあなたの気持ちを伝えてあげてください。

 

4. 良かったことをフィードバックした後で、改善箇所を指摘する

指摘の前に良かった点を伝えることで、受け手は自分のことを肯定されていると感じ、意見を受け入れやすくなります。これは私がマクドナルドでアルバイトをしていた時に教えてもらったことです。世界中、日本全国で展開されているマクドナルドも使うノウハウですから、きっと効力はあるのですね。私も実際に上司からこのように指摘をされた時に、しっかりと指摘を受け入れる気持ちになりました。

 

5. タイミングやテンポを考えて指摘をする

子どもがイライラしている時、調子が悪い時に指摘をしても、子どものイライラは増強されるだけで指摘の効果がなくなってしまいます。私は、特に中高生の難しい女子にはかなりタイミングに気を付けています。楽しく話をしている時に、その流れの延長で「そういえばさ、昨日ごはん食べてる時の・・」と話を切り出します。

また、普段気になる子どもの口癖や食事マナーについては大人が深刻な表情で指摘をするのではなく、「その言い方!前も言ったけど気を付けて」などと気になった時に一言注意で終わらせるようにすると良いかもしれません。

 

6. 指摘よりも、改善案を提示

「ここがダメだった」と言うより、「次からこうしようね」と言う改善案を伝えると、子どもを否定するわけではなく、次回以降の改善案を伝えることができるため、子どもへ与えるストレスが少なくなると思います。

 

7. 改善案をきちんと話し合う

私は幼少期の頃、話し合いで自分の意見を言うことが下手で、自分の意見と言うものをあまり持っていなかったため、大人の指示に従うような人間でした。しかし社会人になり、問題解決のために考え、議論の場で発言をすることの大切さを感じたため、子どもの頃から、議論する大人が側にいてくれることの重要性を感じました。

 

あなたが子どもを指摘する時に、紹介したこと以外で心がけていることはありますか。今まであなたがされて嬉しかった、素直に聞こうとした指摘を思い出して、子どもとコミュニケーションができると、子どもも同じような気持ちになり、自身の問題と向き合いやすくなるかもしれません。

 

 

児童養護施設職員の仕事 -宿直-

f:id:Megumi_Shida:20181213202457j:plain

児童養護施設職員は、親と暮らせない子どもの生活を支援しています。施設に入所する6割の子どもは虐待を受けており、心の問題を抱えた子どもや、他人に当たってしまう子どももいます。職員はそのような子どもの心に寄り添って、心身共に健康に育つことができるように支援をしていきます。今回の記事では、児童養護施設職員の毎日の仕事について紹介します。

 

14時~ 引継ぎ

子どもが学校から帰宅する前に、前日の宿直者から引継ぎをおこないます。前日からの子どもの様子や、直近の子どもの予定についての情報を伝え合います。ここでは、職員が気になったことを細かく共有し、どうしたら子どもが健全に生活ができるか、子どもの成長に繋がるかを良く話し合います。

 

14時半~ 夕食作り開始

引継ぎが終わったら夕食作りに入ります。私の施設では、職員が手作りで、毎日心を込めて料理を作ります。料理の味は子どもの幸福感にも繋がるため、予習は必須です。

 

15時~ おやつ、学習

子どもが帰宅し次第、おやつタイムが始まります。色々な種類のお菓子を提供するようにしていますが、なるべく子どもが大好きなお菓子を選びます。小学生はおやつの後すぐに学習。私が担当している小学生は集中力がないため、手よりも口が動きます。職員は料理をしながら学習に集中するように促すため苦戦します。今日は、小学生の子どもが勉強をしている時、中学生のゲームに気が行ってしまっていました。学習をするように注意をしたのですが、子どもが静かにテレビの前に行って、「ひょっこりはん!」と言いながらテレビを覗きました。私は無言でリビングのテーブルに誘導しましたが、心の中で『何でこのタイミング、、?』と思い爆笑していました。

 

16時~ 入浴

夕方になると、小さい子どもから入浴をさせます。1番目に入る子どもは入浴剤を使うことができるため、喜んで入浴剤を溶かします。小学校低学年の子どもは、お風呂のシャワーで扉にお湯を当てたりして遊んでいることがあるため、入浴中は何度か確認をしに行きます。子どもは何でも遊びに変えてしまってすごいなぁと感心します。

 

18時~ 夕食

子ども達と一緒に盛り付けなどをして、ごはんを食べます。食事は子ども達が揃ったり、子どもと話ができる大切な時間であるため、子どもが聞いてほしい話ができるよう、子どもが安心したり楽しんだりする時間を過ごせるように心がけます。

 

18時半~ 夕食後は自由時間

夕食後は各自自由な時間を過ごします。職員は、夕食の片づけをしたり、子どもと一緒にテレビを見たりトランプをして過ごします。

 

20時~ 就寝

小さな子どもから順に就寝をします。高校生は24時頃就寝します。就寝前は一緒に寝る準備をしたり、ゆっくりお話をしたり、遊んだりして関わります。

 

24時~ 日誌の作成、事務作業、見回り

子どもの様子など、今日あったことを記録する日誌を書きます。その他、書類確認や整理、メール確認などの事務作業をおこないます。子どもの部屋に見回りに行き、ゆっくり休めているか、異常はないかなどを見ます。

 

26時~ 入浴後就寝

色々な作業をしていると深夜2時ころになります。入浴後、職員室で就寝します。

 

4時半~ 朝食作り、お弁当作り

朝食とお弁当を作ります。お弁当は、子どもが蓋を開けた時に驚くようなお弁当を作れるように、一秒でも良いから幸せな気持ちが増えるように、気持ちを込めて作ります。

 

5時半~ 朝食、登校

早く学校やバイトに行く必要のある子どもは、その時間に合わせてご飯を食べることができるように準備をします。

 

8時~ 掃除洗濯買い物、事務作業、会議

子ども達が学校やバイトに出た後は、職員はお家の掃除、洗濯、買い物をします。毎日家事をしていると、家事のスピードや効率性が格段に上がります。また、会議に参加したり、事務作業を進めます。

 

14時~引継ぎ

引継ぎが終了したら、事務作業を終わらせ退勤です。宿直の日は睡眠不足になるため、帰りの電車に乗り過ごしてしまって、気付いたら4時間位電車に乗っている時もありました。眠いし体力も使う仕事だけど、子どもと暮らす毎日がとても幸せです。

 

 

 

旦那の、わが子への反応が鈍い理由

f:id:Megumi_Shida:20181208203243j:plain 

産後のお母さんが大変な時期に、旦那が家事育児に協力的かによって、お母さんのストレスのかかり具合が大きく変わってきます。

しかし、旦那の言動が、お母さんの納得するものではなく、お母さんのイライラの原因になることが少なくありません。今回は、女性と男性の子育てにおける思考や行動の違いを、科学的な視点からご紹介します。

男性は赤ちゃんの泣き声に反応しにくい

アメリカの風邪薬の会社Lemsipがおこなった実験によると、脳の活動を測定する試験によって、性別による大きな違いが明らかになったのです。赤ちゃんの泣き声は、女性が最も目を覚ましやすい音であったのに対し、男性にとっては、赤ちゃんの泣き声は目を覚ましやすい音のトップ10にも入っていないと言う事実が明らかになりました。

また、首都大学東京客員教授の則内まどかさんの研究により、母親がわが子の泣いている映像を見ただけで、脳の『愛おしさや不安を感じる部分』、『なぜ泣いているかを分析する部分』、『運動を司る部分』が活性化し、すぐに泣いているわが子のところに駆けつけるように準備をするようにできていることが明らかになりました。

母親の方が、男性よりも赤ちゃんに対する反応が敏感で速いため、男性にもそれを求めてしまう時に、女性は男性に対してイライラとしてしまうのです。

 

旦那はまず『子どもと触れ合うこと』から始めることをお勧め

赤ちゃんとどのように関わったら良いか分からない、毎日仕事で忙しい男性に対しては、まずは子どもと触れ合うことをお勧めします。父親が赤ちゃんを抱っこするなどして触れ合うことで、父親、赤ちゃん共にオキシトキシンと言うホルモンが増えると言う研究結果があります。

オキシトキシンが増えることにより、パートナーや子どもへの愛情が深まる効果があると言われています。また、オキシトキシンは家族の愛情を深め、男性の場合は他の女性へ目移りしにくくなると言う研究結果も得られています。男性が子どもと触れ合うことで、夫婦の関係を長続きし、子どもが安定して育つ環境ができると言うことですね。

 

以上のように、科学的な視点から、女性の方が男性よりも、子育てをする能力が高いことが分かりました。お母さんのあなたは旦那に、赤ちゃんを抱っこさせるところから始めてみてはいかがでしょうか。

悩み落ち込んだ時の処方箋

f:id:Megumi_Shida:20181207162550j:plain

怒ったり悩んだりすることは、あなたのエネルギーや時間を大量に失うことに繋がります。私も昨年までは悩み苦しむ時が多かったのですが、今年に入り、精神コントロールについて、様々な人や本から悩まないコツを教えてもらったところ、ちょっとしたことでは悩まなくなりました。この記事に触れたあなたに、少しでも役に立ちますように。

1 今の悩みや落ち込みは、未来の幸せのためにあると思う

広い視野で見れば、悩んでいる今は、未来のあなたがもっと幸せになるために大切な時間や経験。「未来は、今よりきっと良くなる」と思うと、気持ちが楽になるかも。

2 未来のあなたを想像する

未来のあなたは何歳で、どんな人と一緒にいますか。どんなことをしてどんな気持ちで過ごしているかの理想のあなたを具体的にイメージする程、わくわくした気持ちが増えます。複数の感情は同居が難しい(同時に悲しんだり喜んだりは難しい)ため、わくわくを考えれば、悩みや落ち込みも弱まるかも。

3 ひたすら話を聞いてもらう

あなたの話をひたすら聞いてくれる人に話をしてみると、あなたの気持ちも楽になるかも※あなたの事を否定するような人からはエネルギーが奪われ更に落ち込むので、否定しない人強くお勧め

4 目の前にある問題は、本当に大きな問題かと考え直す

私は良くありますが、小さな問題に対して執着している時があります。今考えている問題は、最悪どのような悪影響を与えるのかを考えると、大した問題ではない時も多いと思います。

5 コントロールできることに集中し、コントロールできないことは忘れる

あなたが悩んでいることは、あなたがコントロールできることですか。コントロールできないことで悩んでも時間の無駄なので、できることだけに集中していくと落ち込み時間が減るかも。もし、コントロールできないことにストレスを感じたら、付き合う人や環境を変える事をお勧めします。

6 具体的な対策を考える

他人ではなく、あなたがコントロールできることについて、できる事を全て紙に書き出してみる。紙に書く事で整理されます。私は悩みに対して、『対策を30個考えて行動しまくったらきっと現状は変わるはず』などと考えて行動するようにしています。

7 終わりのラインを決める

例えば友達との待ち合わせで毎回30分以上遅刻をする人がいた場合、あなたから友達に「20分待って来なかったら次回以降帰るから」と伝えるように、あなたが我慢するラインを決めておくと、人間付き合いや悩み苦しみも軽くなるかも。人間関係についても、ここまでやっても改善されなければ距離を置くなど決めるといいかも。

8 今付き合っている人と、3年後、5年後も一緒にいるか考える

人間関係で悩んでいるのであれば、5年後も仲良くしていないような人に、一生懸命悩み苦しんでもあなたの時間や労力がもったいない。もっと大切な人やことに時間を費やして。

9 その人との距離感を考える

1年に1回会えればいい人、毎週でも会いたい人、毎日でも繋がっていたい人など、悩みの対象の人はあなたのどの距離感にいるのか整理する。1年に1回会えればいいような人に対して悩み苦しんでいても疲れるだけ。

10 良く寝る

寝不足だと、ちょっとしたことでも情緒不安定になりがちになるため、十分に睡眠を取ると良いかも。

11 余裕を作る

時間的、精神的に余裕がないと、他人を許せなくなったりちょっとしたことでイライラしたりします。イライラしないためには、あなた1人の時間を作って、気持ちを休める時間が必要だと思います。

  
//

イライラ防止法

f:id:Megumi_Shida:20181206231338j:plain

私は1、2年前まで、ずっと他人にイライラする日々を送っていました。どうしても怒りを抑えられず、カーっとなってたくさんの人を傷つけてきました。でもどうしたらこのイライラを抑えられるようになるかを頼れる存在に相談し続け、アドバイスや本から学んだイライラしない方法についてをまとめました。この思考法のどれかが、イライラで困っている方に少しでも力になれますように。
 

1 育ちが違うと思う

あなたの高い基準で他人を見ると「何でそういう風にしかできないの?言えないの?」とイライラしてしまうかも。そもそも育った環境が違って、そういう風にしか教えられなかったから仕方ないと思うと気持ちが楽になるかも。

2 その人は今一生懸命だと思う

あなたの高い視点から他人を見ると、まだできることはあるかもしれないけど、でもあの人はいっぱいいっぱいなんだ、今のあの人はあれが限界と思うと、「仕方ないな」と思うことができるかも。

3 言動の理由を知る

人は他人の言動に対して『何でそんな風にしか行動できないの?』と思うことがあるが、その理由を聞くと納得することもある。旦那の帰宅が遅くなった時その理由が、倒れた人を病院に運んだと言ったらイラっとはしないはず。

4 期待しない

人は期待をして、その通りにいかないとその差によりイライラが募る場合がある。『まぁこの人に期待しても仕方ないな』と思うと気持ちが楽になるかも。期待していない状態で他者が何かをしてくれると喜びは倍増する。

5 頼れる存在を複数人持つ

『私にはこの人しかいない』と頼れる存在が1人の場合は、あなたがその人の状態に影響を受けやすい。「私には頼れる存在が他にもいる」と思うと気持ちが楽になるかも。

6 気持ちを伝える

毎日ストレスをためながら我慢しているあなた。たまには自分の気持ちを他人に伝える勇気を出すと、周囲もあなたの気持ちを理解して協力してくれるかも。

7 距離を置く

側にもいたくない場合は、物理的に距離を置くと気持ちが楽になるかも。頭にくるひとと無理に一緒にいなくていい。子育てで疲れたら、頼れる人や機関に預ける方法もあり。

8 課題の分離

他人の問題をあなたが一生懸命考えている時に、「もっとこうすればいいのに、、」とイライラする。「この問題はあの人の問題だから、うまくいかなかったらあの人の責任だ」と放っておくことお勧め。

9 今あなたにできることを考える

課題の分離をしたら、『あなたに出来ること』、『あなたの課題』に集中する。そうすると周りが気にならなくなり始めるかも。

10 「ま、いっか」と思う

子どもにイライラする時は、まぁ今健康で生きてくれてるだけでいいか!と広い視点で考えると気持ちが楽になるかも。

11 誰かに相談する

気持ちを溜め込むとイライラは募るばかり。爆発する前に身近な人または相談機関に相談を。私でよければいつでも相談ください。

12 あるものを考える

今のあなたにあるものを挙げていく。『足りないもの』を考えると人はイライラする傾向にあるかも。反対に、あなたに今あるものを考えて、満たされていると思うと、足りないものはどうでもよくなるかも。

13 されて嬉しかったことを思い出す

イライラしている人にも、されて嬉しかったことはあるはず。『この人にも、前は〜してもらって嬉しかったんだよな』と思うと、イライラが軽減するかも。

14 その人のいいところを20個あげてみる

いいところが20個もあがれば、その人の『ムカつく』と言う印象が薄まるかも。イライラしても、『まぁこの人にもこんないいところあるしな』と思うことができるかも。 

暴力を受けた私が思うこと

f:id:Megumi_Shida:20181205095230j:plain

暴力や暴言(精神的暴力)で、子どもの言動をコントロールすることができるため、暴力は容易なコミュニーケーションと言えます。中にはしつけと信じて暴力や暴言を使い続ける大人がいます。また、自身の親から暴力を受けて育ってきたため、その方法しかわからず、暴力を使ってしまう場合もあります。

しかし一時的に子どもが静かになっても、心から納得しているわけではなく、子どもの中には、暴力を受けたことによる嫌な記憶がずっと残り続けます。子どもも他者に対して暴力を振るってしまう子どもに育ってしまうかもしれません。

私が受けた暴力

体操服事件

私は物心ついた頃から、父親が怒鳴ったり暴れて、それにより家族が泣いたり苦しんでいる記憶があります。父が怒る理由は様々で、家が汚い、失くし物、勉強しないなどでした。

私は小学校の時、毎日のように体操服で通学していたところ、父親から私服を着るように言われました。私にとっては、お下がりばかりで気に入った服がなく、新しい服も買ってもらえなかったため、体操着を着続けていました。このような子どもに対して、あなたならどう関わりますか?

ある日クラスの集合写真中の体操服姿の私を見つけた父親は「体操服を着て行くなと言ったじゃないか!恥ずかしい。」と私に説教。その写真を持ちながら私に思いっきり往復ビンタ。写真はビリビリに。罰として、私が毎日楽しみにしていたドラクエのカセットを、父親の監視の下で、私に壊させました。家の外で、トンカチを使いカセットを壊していて、父が窓から私を睨んでいる情景を鮮明に覚えています。この時、父親は私がなぜ体操服を着て行ったのか理由は一切聞いてもらわなかった。私は、暴力的な人を見ると、今でも恐怖心で手足が震えてしまいます。

暴力を振るった父親への想い

父親は家族のために必死に稼いでくれました。そのお金で土地も買い一軒家も建ててくれ、私を大学まで何不自由なく行かせてくれました。父親にとっては、それが父親の役割であり、家族に対する愛情であったと思います。それらのことには感謝をしていますが、残念ながら私は父親に心を開いたことは一度もありません。

子どもに暴力を振るって困っている場合

暴力を振るわないと決める

もしあなたが、暴力(精神的暴力も含む)を受けて育ってきて、その方法でしか子どもをしつけられないと思っていても、暴力は振るわないと決めてください。あなたの子どもも、思い通りにならないと暴力を振るうようになってしまいます。子どもを育てる方法は、他にいくらでもあります。

子どもと距離を置く

暴力を振るってしまう原因は様々だと思いますが、あなたが毎日ストレスを感じていることが大きな原因かもしれません。子どもを一時的に預けたいときでご紹介しましたが、子どもを預かってくれる機関はあります。また、児童相談所に子どもを一時的に預かってもらう方法もあります。

相談する

頼れる友人がいれば友人へ、また精神科を受診するなど、誰かに相談してください。あなたの力になってくれる人は必ずいます。

 

あなたが暴力を受けて育ってきたのであれば、子どもに対しても暴力を振るのではなく、暴力と言う負の連鎖はあなたで止めてください。そうすることで、あなたの子どもは、暴力以外の、もっと幸せな子育て方法をあなたから学ぶことができます。

//

子どもの背中を押すほめ方

f:id:Megumi_Shida:20181204215720j:plain

あなたは子どもが良い行いをしたときに、どのような言葉かけをしていますか。私は、大人が声掛けをする際の『大人の基準』が、子どもの価値基準形成に大きな影響を与えていると考えています。

親から比較をされた子どもの特徴

精神的虐待(弟と比較され続ける)を受け施設入所したお兄ちゃんは、いつも誰かと比較し、それより勝ることが、その子にとっての生きがいのように感じます。いつも、テストがクラスで何番であったとか、〇〇くんよりも足が速かったとか、SNSでフォロワー数が何人に行って同年代の中ではすごい方だとか、誰かとの比較をして喜んでいます。これはあくまで私の意見ですが、人と比較して生きることはとても苦しいと思います。上には上がいるからです。人より上に立つことが幸せの基準であるなら、その人はいつまでたっても気持ちが休まらず、苦しんでしまうと思います。

子どもは親の喜ぶ顔を見たい

子どもにとっては、身近な親の存在が一番大きく、親が喜ぶ姿を見たいものです。一番側にいる存在に自身の存在を認めてほしいのだと思います。この時に大人が褒めた内容が、子どもの頑張る理由になるのではないかと考えています。他の子どもよりも優れていると褒めた場合、その子どもは、周りより優れた人間になることが良いことと判断し、周囲よりも優れることに喜びを感じるのだと思います。

私がお勧めする声掛け

1.努力する姿勢を褒める

子どもがテストで良い点数を取り、その順位はクラスで2番目だったとします。あなたは、子どもに対してどのような声掛けをしますか。「〇〇ちゃん、勉強一生懸命頑張ってたからね、それが結果に繋がったんだね」と、努力する姿勢を褒めることによって、その子は、努力することは素晴らしいことだと思い、努力を楽しむようになると私は考えます。スタンフォード大学の心理学教授の研究によると、努力を褒められた子供は、積極的に難しい事に挑戦できるようになることがわかったのです。

 

2.子どもが大人を助けてくれた時は、感謝の理由を具体的に伝える

『子どもの心のコーチング』著者の菅原裕子さんは、その著書の中で以下のように言っています。

子どもが手伝ってくれたら、子どもをほめないことが大切です。「いい子ね」「えらいぞ」というほめ言葉ではなく、子どもが手伝ってくれたことに感謝し、喜んでください。子どもが親のために働いた時に、親がどう感じたか、気持ちを教えてあげてほしいのです。

ですから、子どもが何かをしてくれた時に、「今忙しくて手が離せなかったから、新聞取ってきてくれて助かったよ、ありがとう」や、「〇〇くんが教えてくれなかったら、今頃気付かなくて大変なことになってたよ、、ありがとう」などと、理由を述べて感謝の気持ちを伝えることで、子どもが、自分は人の役に立てたと実感し、子どもは『人の役に立つ喜び』のすばらしさを学びます。

私は小学校の頃、家を掃除した時に母が目を輝かせて喜んでくれたことが嬉しくて、お母さんに喜んでもらいたい一心で、休みの日は掃除リストを作り、妹達と一緒に朝からお昼をまたぐまで毎日のように掃除をするようになりました。今でも、人の役に立ちたいと言う気持ちが一番のモチベーションになっています。このように、子どもの頃の『褒められ方』は、大人になってからのモチベーションに大きく影響しているのだと思います。

f:id:Megumi_Shida:20181204231423j:plain

おまけ:ご褒美や褒めるような関わりをすると

大人がご褒美を与えたり褒める目的は、子どもの行動のコントロールだと思われます(ご褒美をあげるから頑張ってね、と言うように)。そうすると、子どもはご褒美をもらえるか、褒めてもらえるかを気にする人間に育ちます。将来子どもが成長し、社会で働く時に、そう簡単に褒めてもらえたりボーナスをもらえるわけではありません。なかなか褒めてもらえない環境の中で、褒められたい一心の子どもは、モチベーションが持つでしょうか。

 

あなたが声かけをする内容によって、子どもが何をモチベーションにするかが変わってくるため、これからの子どもへの声掛け、是非意識してみてください。