この記事は、小学校教諭沼田晶弘先生の著書『もう「反抗期」で悩まない! 親も子どももラクになる“ぬまっち流”思考法 』を参考にしています。本書は「反抗期」に悩む大人に向けて、沼田先生がそれを克服する思考法を紹介しています。以前の記事では、反抗期の正体が自己主張であることを学び、子どもの自己主張を抑えるのではなく、親が聞く姿勢を持って関わることの大切さを学びました。
今回はイヤイヤ期のお子さんの関りについて取り上げていますが、沼田先生は「イヤイヤ期」「反抗期」は、どちらも子どもが「自己主張」を始めた時期という点では同じだし、親御さんにもっておいてほしいマインドも同じと説明しています。
今回のエピソードは、『反抗期は自己主張』と言う考えを意識したCさんの素敵な対応について学んでいきたいと思います。
このCさんの対応に感銘を受けました。私がCさんの立場だったら、傘をさしていたいと言う子どもに対して「時間だから」、「もうご飯だから」と伝えて諦めさせることしかできないかもしれません。しかしCさんは、帰宅後の日課を子ども達が楽しむことができるものになるようなアイデアを思いつきました。
子どもと暮らしていると、毎日子どもを寝かしつけるまでにやらなければならないことが山ほどあり、そんな中子どもがこれをしたい、あれをしたいと主張すると、その『やるべきこと』を中々進めることができず焦ったりストレスになることもあります。
しかしCさんの対応からは、ご自身の『やらなければ』と言う大人目線の視点を一旦手放して、『どうしたら子どもの要望も叶えられるかな』と考えています。子どもの気持ちや意見をくみ取りながら生活をしていくことは、柔軟性や創意工夫する力、人生を楽しむ力を養うことができると思いましたし、大人も人として大きく成長できる機会になるのではないかと思いました。そしてCさんのように対応できれば、子どもとの生活がより豊かになり、楽しく幸せな時間が増えるだろうなと感じました。
むすび
Cさんの対応を知り、私もいつかCさんのようなかっこいい、子どもも楽しめるような工夫ができるようになりたいと思いました。そのために、まず自分視点の思考に囚われ過ぎず、子どもの気持ちを尊重するためには、楽しんで生活をするためにはどうしたら良いかと言うところを考えていきたいです。
参考にさせていただいた本
もう「反抗期」で悩まない! 親も子どももラクになる“ぬまっち流”思考法 (沼田晶弘さん著)