私は今福祉系の資格の勉強をしているのですが、そこで学んだ、子育てにも仕事にも活かせるような視点についてを紹介したいと思います。
福祉分野の『自立』の定義
福祉の分野では『自立』を大別すると次の3つに定義されています。(『福祉社会事典』における立岩真也氏の定義参照)
①「職業自立」・「経済的自立」
②「身辺自立」・「日常生活動作の自立」
③「自己決定権の行使としての自立(自己決定としての自立)」
「自己決定する自立」
①と②は、生活と仕事を自立させると言うことですが、③の自己決定の自立があることが印象的でした。この力を養うことができれば、自分がどんな仕事をしていきたいか、どんな友達と付き合うか、お金をどのように貯めて使っていくか、自分の人生について考え決めていくことができます。
子どもの自立を促す親の姿勢
子どもの自己決定の自立の力を養うための親の姿勢について、とても参考になったことを紹介させてください。
研究職ママさんには、小学生になった息子さんがいます。その息子さんが初めて休日に友達と遊ぶ約束をして帰ってきた話について、何回かに分けて紹介されています。
研究職ママさんは、親の都合で息子さんの行動を決めることなく、息子さん視点の、息子さん主体で物事を進めるように見守っているような印象を受けました。私がもし親だったら、2時間も公園で待てないかもしれないですし、子どもよりも先に先にと動いてしまうのではないかと思いました。
selfmanagementforkids.hatenablog.com
この関わり方を知り、大人はあくまでも話し合いや提案はするけれども、最終的に子どもが決めて行動させることが大切であり、その姿勢が、自分で決める力を養ったり、自分の人生に責任を持ったりできるのではないかと感じました。
むすび
今回は、『自己決定の自立』の視点が大切であることを学びました。私は、仕事でもプライベートでも、先回りしたり良かれと思って動いてしまうことがあるのですが、まずは、『本人がどうしたいか』と言う視点を持ち行動していきたいと思いました。
参考にさせていただいた文献
福祉政策における「自立」概念の研究(PDF)