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20年以上前から提唱されている『幸せになるための条件』

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国司義彦さんは、マズローの心理学を学び、日本における人間性心理学のパイオニアと言われています。本書は1995年に出版されています。

国司さんは本書で、生活できるお金や物で満たされた今、多くの人々が「まぁ幸せ」と感じることができていると言っています。しかし、人生を本当に満足している人はどれくらいいるのかと疑問を投げかけています。

私たちに足りないものとは?

国司さんは、私たちが本当に足りないものは、金や地位ではなく、自己実現と言う究極の目標だと言います。自己実現とは、最も自分らしく生き、幸せを感じながら人々と喜びを分かち合うこと。つまり、好きなことや、やりたいことを楽しんで、周りの人と喜んだり楽しんだりすると言うことですね。

自己実現の障害とは

その自己実現を妨げる障害は3つあると国司さんは言います。

①無知

②無力感

③努力の方向がピント外れ

ここで私がなるほどと思ったのは、②の無力感の説明のところ。

自分が幸せになれないのを、「主人が・・」「女房が・・」といって、責任を人に押しつけて、自分の無力を嘆き、グチばかりこぼして何の解決になるというのだ。

「自らの無力を認め、より力のある者を非難する」ということは、「自らが、意思をもち、判断力、説得力をもった人間であることを放棄し、否定している」のと同じである。

「そういう相手を選んだのは、だれだ?」と考えてみたことがあるのか。

 あいつのせいで、環境のせいでなど、自分を省みずに周りのせいにしているのは、『自分はこれ以上何もできません』と言っているのと同じなんだと気付きました。

 本書にも書いてあるように、問題を自分の課題として捉え、これからもっとたくさん学んで実践して、強くなりたいと思いました。強くて優しい人に、早くなりたい。