すごい人研究所

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赤ちゃんが泣いているのを放置するとどうなるのか

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赤ちゃんにとっては、泣くことが唯一の努力

児童精神科医である佐々木正美さんの『子どもへのまなざし』と言う本には、『子どもにとっては、不快や苦しみをどうにかするための唯一の方法は泣くこと』と書かれていました。

大人からしてみたら、いつも泣いている手のかかる子どもは、ストレスになる時もあります。それが例えば大人1人で子どもを見なければならない時期は、それ以上のストレスがかかると思います。

しかし、子どもからしてみたら、泣くことは『助けてほしい』と叫んでいる、現状を変えたくて努力していると言うこと。大人が手を差し出さずに、泣いている子どもを放置してしまうと、『泣くこと、助けてと表現することは無駄』と諦め、どうせ助けてもらえないと不信感が増す子どもに育ってしまう、と言うことを学びました

エリクソンの発達理論

昔、エリクソンと言う研究者が、アメリカで人の発達研究をしました。アメリカは人種のるつぼと言われるくらい色々な人種がおり、エリクソンは様々な人種の発達を見る中で、『人間が健康に健全に生きていくために、共通に必要な課題』を発見しました

それは、人間が健康に健全に発達するために、乳幼児から老年期まで、どんなことに気を付けて、どのような課題を消化するべきかを提示したのです。

エリクソンの発達理論は、ある段階をクリアしないと、その次以降の課題は立ち向かえない。すなわち、乳児期の課題をクリアしないと、それ以降の課題に立ち向かっても乗り越えられない、と言うことです。

乳児期、つまり人生の中で初めての課題は、『人を信頼できるように育てる』と言うことです。人を信頼する感性や感覚は、乳児期に最も豊かに育つのです。

そのために理想的な育児として、乳児の望んでいることは、全部その通りにしてあげる、と言うことが必要。赤ちゃんが泣いて助けを求めたら、手を差し伸べることを重ねていくことで、他人が自分を助けてくれたことから信頼感の獲得に繋がります。

泣いている赤ちゃんを抱きかかえたり、授乳させたり、おむつを替えたり、側にいてあげたり。大人の1つひとつの行動で、子どもが本当に愛され、大切にされていることが実感でき、人を信頼することに繋がるのです。

乳児の時は、子どもが望むことを全てやっても、子どもが依存的になるのを見たことがない、と佐々木さんは言います。

私はYUKAHISAさんのブログで、エリクソンの発達理論を知りました。エリクソンの発達理論について、YUKAHISAさんのブログで詳しく解説くださっています。是非ご覧ください。

www.yukahisa.com

泣くことを放置された可能性がある子ども達

私が働く施設では、大人に対して不信感を持った子がおり、基本的に大人は信頼していない。ですから自分の本当の気持ちを抑えている子どもが多いです。

ある子どもは、『やっぱり他の大人と一緒じゃん。信用できないし。』と言いながらも、やはり大人に大切にされたいと言う気持ちが強く、対象を変えては依存し続ける子どもがいます。このような子どもには愛着や信頼関係の再形成を試みて、その子が望むことに一生懸命大人が応えようとしますが、どの大人が一生懸命関わろうとしても、関係性が崩れてしまいます。精神科医に相談しても、『大きくなってからの信頼関係や愛着の形成はかなり難しいため、チームや多職種と協力が必要』と言います。私はこの経験を通して、乳児の時に育まれていなかったものが育まれていないと言うのはとても大変な事なんだと実感しました。

ある子どもは、もう施設の大人は頼らない、と言う雰囲気、表面的な話しかしない子どももいます。基本的に大人は信頼していないので、相談もしないですし、何度も平気で嘘をつく子どももいます。嘘がバレて叱られても、涙を流して謝ることは得意なので、その時は一生懸命謝罪をしますが何の改善も見られません。どのように関わっていったら、このような子どものためになるのかは、考え続けていますが、まだわかりません。

むすび

赤ちゃんが泣くのは、努力の証。そう思えたら、街中で泣いている赤ちゃんに対する印象が変わりました。

そして子どもへのまなざしを読むことで、どうしたら子どもが健全に成長していけるかが少しずつわかってきたように思います。

先人の築き上げたものが、本を読むことで学ぶことができ、それで不安の解消や現実の変化に繋がっていけるのは、本当にありがたいことだと思います。

参考にさせていただいた本

子どもへのまなざし(佐々木正美さん著)