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子どもの心を閉ざすきっかけになる言葉かけ

今回は、岡本茂樹さんの『いい子に育てると犯罪者になります』と言う本を参考にしています。

今回は、演出家として活躍されている宮本亞門さんの子供時代の話です。亞門さんは、高校時代に引きこもり、自殺未遂を経験しましたが、そのきっかけになった出来事と、岡本さんの考察を学んでいきたいと思います。

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それまでは天真爛漫だった亞門さんが、この時『日舞を習うことは、普通と違うことだからみんなには言わないようにしよう』と思うようになります。ありのままの自分でいることができなくなったきっかけになったと考えられます。

著者の岡本さんは、この時の親の接し方について、次のように考察しています。

亮次(亞門さん)の言葉は、いじめられたことで悲しかった、つらかった、苦しかった思いがいっぱい詰まっています。子どもがいじめられたことを親に言うのはものすごい勇気が必要です。ヘルプの信号を出しているのです。だからこそ、励ましや助言は「正論」となって、逆に子どもの心を閉ざさせることになります。親はただ亮次の否定的感情を受け止めればいいのです。そうすれば、亮次はその後に続く苦しい思春期を過ごさずに済んだのかもしれません。

亞門さんは、嫌だったと言う気持ちを母に吐き出しましたが、それを受け止めてもらえず否定されてしまったため、自分の感情を肯定することはできませんでした。自分のことを分かってもらえなかったことが、心を閉ざすきっかけになったと考えられます。

辛い時の支えになる存在

私が学生の頃、部活もバイトも人間関係が上手く行きませんでした。相手から嫌われて、部活やバイトに行く度に嫌な気持ちになることもありました。しかし、その時に続けられたのは、それぞれ支えがあったからだと気付きました。部活は、顧問の先生とバドミントン自体が好きだったし、バイト先には自分を認めてくれる人がいました。

亞門さんは、辛いことがあっても、それを受け止めてくれる存在や、それでも頑張ろうと思える存在があったら、もしかしたらその後の行動が変わっていたかもしれないと思いました。

参考にさせていただいた本

いい子に育てると犯罪者になります(岡本茂樹さん著)