怒っているのは自分のせいではない可能性が高い
大嶋さんは、上司が苛々しているのは自分のせいだと思っていましたが、周りの人の助言により、上司のストレスの大きな原因は、自分以外にあることに気付きました。
私の交際相手は普段怒ったりしないのですが、車で遊びに行く日に、時間に遅れた上にとても不機嫌で迎えに来ました。しばらくして私が事情を聞くと、その前の日に洗車をしていたら知らないおじさんに話しかけられて、2時間も自分の自慢話をされてそこから崩れた、一睡もできなかったと言っていました。交際相手の苛々の原因は、私のせいではないことが分かりました。
人は自分に会うまでに、色々なストレスを抱えて蓄積させています。それがたまたま自分にぶつけられた。そう考えるだけで、かなり心が落ち着くと思います。
ただ、怒って注意された時、怒りの引き金を引いてしまった原因は自分かもしれませんが、八つ当たりは別として、もし、その指摘が意味のあることだったら、それは誠実に受け止め、八つ当たりの部分は流したいですね。
人が不機嫌になった時の魔法の言葉
『今日、ここに来る前に何かあったのかもしれないな』
『今日は疲れてるんだな』
『夫婦喧嘩したのかな』
『最近体調悪いって言ってたから、今日は調子悪いのかもな』
『もしかしたら生理前かもしれない』
※女性は生理前になると、ホルモンバランスが変化し、苛々しやすくなります。
人の不機嫌に気付いた時、瞬時にこう思えたら、気持ちが楽になると思います。生きていく上で、他人のストレスはつきもの。上手にスルーして、居心地よく過ごせたらいいですね。
参考にさせていただいた本
スルースキル(大嶋信頼さん著)