嫉妬の条件
嫉妬をする条件として、嫉妬する側が『相手のことを下に見ている』ことと、嫉妬する側が『相手の方が優勢であることを感じた時』が挙げられます。著書では、『嫉妬している最中は能面のような無表情の顔になる』と記載されていたのですが、私は過去に能面顔になり、感情を抑えられなかった体験を繰り返した時期があったため、あれは嫉妬だったのかもしれないと思いました。
嫉妬を受けたらどうしたら良いのか
『スルースキル』著書の大嶋さんは、『嫉妬は動物的な発作。そのため、逃げてしまったり拒否をすると、相手はそれ以上に攻めてくる』と言います。
そのため、嫉妬の攻略法は、まず『あ!嫉妬している!』と認識し、態度を変えないこと。また、善意を受け取るフリをすること。相手は、私達が苦しんだり困ったりするのを望んでいるわけですから、怖いと言う気持ちを堪えて、普通に接することで相手も困惑し、戦意喪失をするそうです。私は、次に責め立てられるようなことをされたら、少し怖いけれども、態度を変えないことを意識してみたいと思いました。
大嶋さんがスルーした後で考えていること
大嶋さんが、面倒くさい人をスルーするようになってからは、『あの人はどんなすごいどんでん返しを見せてくれるのだろう』と楽しみに観察するそうです。文句を言ってばかりの人をスルーした時には、渡り鳥のように次々とターゲットを変える。また大嶋さんに依存ばかりしていた人は、スルーして依存させないことで、その人は自分で何とか頑張ったりしていたそうです。大嶋さんのように、相手が怒っている時、『この人は私が冷静に返したらどう反応してくるかな』と興味深々で観察したり、『あの人はどんな風に感情が動くのかな』と考えて楽しめれば、怖さは吹っ飛ぶのではないかと思いました。
私も、次に嫉妬されたり、責め立てられたりした時は、相手がどんな風に感情をぶつけてきて、冷静に対処したらどんな風に反応するのか、楽しむくらいの気持ちで対応したいと思えました。
まとめ
私は、何事にもスルーすることができなくて、感情が揺さぶられる日がよくありました。『スルースキル』を読むことで、隣人の騒音への苛々が軽減しましたし、次に感情をぶつけられた時、冷静に反応してみようと思うことができるようになってきました。
本書は、他人の行動が気になって苛々してしまうことだけではなく、他人の嫉妬や感情に振り回されない生き方を紹介してくれています。とてもお勧めの一冊です。
参考にさせていただいた本
スルースキル(大嶋信頼さん著)