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男性と女性がコミュニケーションに求めるものとは? -黒川さんのトリセツから学ぶ-

今回は、黒川伊保子さんの『妻のトリセツ』、『夫のトリセツ』を参考にしています。夫婦やパートナー間のすれ違いや衝突で悩んでいる人は、本書を読むと何か解決のためのヒントがあるかもしれません。

今回は、男性女性それぞれがコミュニケーションに求めものについてを学んでいきます。

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会話・共感が好きな女性

黒川さんの本からは、女性は昔から共感をすることで生存可能性を上げてきたことを学びました。集落での生活では、子育ての知識を共有し、他人の体験談をとっさの知恵に変えて、子育ての多種多様な問題に対応してきました。女性は会話をする度に体験データが蓄積し、感情の見出しがついていて、ある感情が起こった時にその感情の見出しをフックにして、類似の体験データを芋づる式に一瞬で引き出し、問題に即座に対応する脳の仕組みを持っていると黒川さんは考察しています。そして黒川さんは、共感は女性脳にとって知的行為の核であると言います。

黒川さんは旦那さんに共感してほしい時は『解決策は要らないから共感して』とはっきり伝えるそうです。そのようにお願いすることで、男性の目的が『会話に共感すること』と分かるので、ベラベラと話されても共感することに集中でき、お互いにとってもストレスがかからないのではないかと思いました。

また女性が頭に浮かんだことを浮かんだ順にべらべら喋るのは、それを通して過去を再体験し、新たな気付きを得るためとも説明しています。この事実を男性が知っていると、『今は過去を整理して分析しているんだ』と思うことができ、話を聞こうと思えてくるのかもしれないと感じました。

ちなみに、『旦那は結婚する前はあんなに共感してくれていたのに!』と思う女性も多いと思いますが、結婚前の男性にとって共感することが結婚のための手段であるため、結婚前の方が話を聞いてくれ共感してくれると言うようなことを黒川さんは説明しています。

沈黙が好きな男性

一方男性は、狩りで生き抜いてきた人々の末裔であることを考えると、狩りで大切な『沈黙』を好むような特徴であることは確かに想像できます。沈黙が好きな男性が、べらべらと喋られることはストレスであると言う説明も理解できます。

黒川さんは著書の中で、『男性は音声認識機能を切っている』と説明しています。交際相手に『音を認識していない時があるか』と聞いたところ、確かにあると言っていました。これを知ってからは、私も彼の名前を読んで彼が返事をしてから話を進めるようになりました。

むすび

私が黒川さんの考察に触れて感じたことは、女性はパートナーの男性に求めすぎてしまう環境になったことが、近年の大きな変化であると感じました。一昔前は、3世代4世代が同居することが今よりも多かったですし、近所付き合いも活発だったと思います。女性には、周りに話を聞いてくれる同性がいて、感情の発散ができたり共感してもらったりしていたのだと考えられます。しかし今は話を聞いてくれる役割をパートナーの男性が主に担うようになったと言う状況が、お互いにストレスを感じる一因になっているのではないかと感じました。

もちろんパートナーに求めて支え合うことも大切だと思いますが、家の中の人に求めすぎず、家の外の頼れる人を作る事も大切なのではないかと感じました。

参考にさせていただいた本・サイト

妻のトリセツ(黒川伊保子さん著)

夫のトリセツ(黒川伊保子さん著)

妻のトリセツは漫画版も出版されています。

不機嫌な妻のトリセツ――あなたが妻を絶望させる禁断のセリフとは(黒川 伊保子) | +αオンライン | 講談社(3/3)