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西野亮廣さんが絵本を戦略的に売るためにしたこととは

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お笑い芸人として活躍後、絵本作家や著作者として躍進された西野亮廣さん。西野さんは、『ここからは、''好きなことを仕事化するしか道が残されていない''時代だ』と言います。それは、ストレスのかかる仕事(駅の自動改札機など)から自動化されているためです。

西野さんは、大好きなお笑い、絵などでを仕事として成り立たせています。本書に記載された西野さんの体験談をもとに、今後の大確変の時代を生き抜くためのスキルについて、学んでいきたいと思います。

本書から見る、西野さんの実績(本書著作時における1年間)

・魔法のコンパス~道なき道の歩き方~

 発行部数10万5千部

・絵本 えんとつ町のプぺル

 発行部数 32万部

 ※オリコン2017年上半期''本''ランキングでは、児童書部門としとタレント部門の2冠を達成

クラウドファンディング(2度実施)

 支援者数9550人

 支援額5650万円

この時期までのクラウドファンディングの合計支援額は1億円を突破し、クラウドファンディングの国内歴代トップに。

絵本は、1万部に到達するだけでもベストセラーになるのにも関わらず、30万部以上を販売してしまう理由は、西野さんの思考力・戦略力・分析力が超越しているためだと分かりました。

圧倒的な思考力

私が今後取り入れたいと思ったのは、西野さんのようなゼロベース思考です。

絵本作成中に、『そういえば、どうして一人で絵本を作っているのだろう』と思ったことをきっかけに、映画や会社組織のように、それぞれのプロフェッショナルを集めて絵本を作ってみたら面白い作品ができるのではないか、と西野さんは考えました。そこで分業制に必要な条件(主に資金面)をクリアし、これまでの絵本の作り方とは全く違った’’超分業制’’に成功しました。

ルールや枠組みを守ることに気を取られ、『そもそも』と考えることなく毎日を過ごしてしまう人も多いのではないでしょうか。私もそのうちの1人です。『そもそもこれってなんでこんな仕組みになってるんだろう』とゼロベース(そもそも論)に戻り、現状の仕組みや方法に対して疑問を持つことで、目標に対してのより良い方法の探索・改変に繋がるのだと思いました。

戦略力

 本書で西野さんは次のように言います。

努力量が足りていない努力は努力ではないし、「この努力は本当に正しいのか?」と疑うことをサボり、時代にそぐわない誤った努力を続けていたら、それもまた努力ではない。常識を疑い、実践し、修正点をあぶり出し、伸ばすべきポイントを徹底的に伸ばす。その繰り返しだ。その先にしか、未来はない。

西野さんは自然と商品が売れるように、さまざまな仕掛けを綿密にしています。

絵本はネット上で無料公開

①そもそも内容が分からないと買ってもらえない、②親子で読むには、現物が必要と考える、③SNS上で賛否両論する時点で宣伝効果になる

人がお金を払いたい時を考え、販売戦略を立てる

①体験・お土産に人はお金を出しやすいと着眼、②個展のお土産に絵本を販売、③そのために個展を増やす、④しかもその個展開催権をクラウドファンディングで販売する(他人の時間を借りて拡散していく)

SNSで拡散させる仕掛けを作る

①本の中に撮影スポットを作るために、大文字で要点を伝える、デザインの良いページを設ける、②SNSでタグ付けをすると、いいねを押しにいく

など、ここでは載せきれないくらいたくさんの仕掛けが散りばめられています。

西野さんが、SHOWROOM社長の前田裕二さんや、ビリギャルの塾講師の坪田信貴先生にも共通していると思ったことですが、圧倒的な成果を上げている人は、PDCAの量が周りと比べものにならないくらい多いと思いました。私は彼らと比べると、天と地の差、むしろ天と地下の差と言っていいほど、私には思考の量が足りないと思い、自身の行動を改めなければならないと思いました。

本書は、これから自分の好きな事をしてお金を稼いでいきたいと思う人に、かなりお勧めです。そのヒントがたくさん詰まっています。

 

 

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