貧しい暮らし、心の病、愛されなかった過去、自分が苦しんでも誰も悲しまない現実。この映画では、そんな苦しい世界に触れます。主人公の心の叫び1つひとつが、胸に突き刺さるような言葉ばかりでした。そして、主人公の言葉は、施設で暮らす子どもの発言とも重なりました。
施設の子どもは、苦しい子ども時代を過ごしたせいで、成長してから、周りから忌み嫌われるような人になってしまうことがあると感じます。でも、一番苦しいのは、当の本人だと思います。
児童福祉に関わる1人として、少しでもその苦しみから抜けるための力になりたいと改めて思いました。