前回、子どもの本当の気持ちを考えることの大切さについて学びましたが、これは子どもとの関係だけではなく、大人同士の関係でも当てはまると思いました。
チームとしての失敗
以前の研究職のプロジェクトで、1人が途中で意見を言ったにもかかわらず、その意見がスルーさしてしまうことがありました。そして後になって、その意見がとても大切な指摘であることが分かったのです。私はこの経験を経て、他者の発言は、自分が大事かどうかと言う視点ではなく、その人がなぜその発言をしたのかまで掘り下げる必要があることを感じました。
多くの大人は空気を読みますから、できるだけソフトに伝えようと努める人も多いのではないかと思います。しかし、受け取る側がそれを軽視してスルーしてしまう場合があるので、問題は大きくなって困ったり、指摘する側が戦意喪失して何も言ってくれなくなることもあります。ですから発言を受け取る側は、『その発言は何を意味しているのか』を咀嚼し、改善したり成長するチャンスにつなげる必要があると感じました。
AI時代に必要な人材
以前ガネしゃんさんが、AI時代には、コミュニケーションの力が必要、その力を養うためには、他者とのやり取りに関しての反省日記を書くと良いと言うことを教えてくれました。
質の高い仕事やコミュニケーションをするために、日々のやり取りについて反省をする習慣をつけていきたいと思いました。
感謝は他者を幸福にする
今回は、相手の発言の意図を考えることに加えて、相手の状況を想像することの大切さも感じました。
以前せしおさんが、他者を幸福にしている人は、自身の貢献度も高い、と言うことを教えてくれました。
私はこの話を知った時、『他者の貢献に感謝することで、その人の貢献度が意識化されて、より幸福感を感じてもらえるのではないか』と思いました。せしおさんのブログを読んでからは、他者の状況を想像し、感謝をすることができるようになってきました。
むすび
今回は、他者の気持ちを汲み取ることについて考えました。
他者の発言の意図を理解することで改善や成長に繋げることができ、他者の貢献に感謝することで、本人がより『役に立てた』と思うことができる。
『この人の言っていることは、どういう意味なんだろう』
『この人は、どんな状況だろう、何に一生懸命取り組んでくれたのだろう』
今後これを意識して、周りの人を尊重しつつ、仕事をしていきたいと思いました。
参考にさせていただいた本
子どもの話にどんな返事をしていますか?(ハイム・G・ギノットさん著)