今回は、草薙龍瞬さんの書かれた、『反応しない練習』と言う本を参考にしました。ブッダのように、クールに生きることが出来たら、人生がもっと楽になるだろうなぁ、、と思いました。
ブッダが反応しない理由
ひどい誹謗中傷を浴びても、反応しなかったブッダ。相手を言い負かすことより、反応しないことが最高の勝利だと考えていました。
その理由は、ブッダは誹謗中傷の正体を知っていたからかもしれません。以前、『判断は執着の一種』である事を学びました。
ブッダは、誹謗中傷の原因となる判断・嫉妬・慢心などは、執着の一種で、執着は苦しみの一種である事を理解していました。誹謗中傷を浴びせる人は、ブッダの事を勝手に悪い奴だと判断して嫌な言葉を投げつけてくる、と言うことを分かっていたのだと思います。
ブッダは、他人の勝手な判断にいちいち反応していたら身が持たないし、無意味であると考えたのかもしれません。私達もブッダに習い、誹謗中傷は相手の勝手な判断によるものだから、反応しない、と決めてしまうと、不意に誹謗中傷や非難を受けた時にも反応せずにいられるのかもしれません。
人の発言を客観視してみた
人は判断をする生き物、と言うことを学んでから、職場の人やSNSで発信されるネガティブな発言を客観視してみることにしました。
その結果、その発言者が勝手に判断をして非難していることが多いことに気付きました。会話やSNSで意見を出すことはとても大切ですが、人の心がグサッとささりそうな発言については、その人の勝手な判断や執着がついているように感じました。
みんな、自分の一部しか知らない
私はB'zの『イチブトゼンブ』と言う曲が大好きなのですが、その冒頭が、『あなたは私のほんの一部しか知らない』というフレーズから始まります。一部しか知らないのに、全てを語ったような誹謗中傷に、私達が反応する必要はあるのかと言うと、必要はない気がします。
誹謗中傷を浴びた時、『それはあなたの判断ですよね』、『あなたは私の一部しか知らないよね』、『私はあなたの誹謗中傷を受け取らない』と心に決めておくと、急な状況にも対応できるのではないかと思います。
参考にさせていただいた本
反応しない練習(草薙龍瞬さん著)