今回の記事は、心理学者であるハイム・G・ギノットさんの書かれた『子どもの話にどんな返事をしてますか?』と言う本を参考にしています。
これまで何回かにわたって、ハイム・G・ギノットさんの本から学んできましたが、断る時にも他者の気持ちに寄り添った対応が良いことを学びました。
例えば子どもが学校に行きたくないと言った時に、「学校は行かなくちゃいけないんだよ、義務教育だから」と伝えるよりも、「今日が休みだったらよかったのに、と思ってるんでしょ。月曜じゃなくて土曜日で、友達と一緒に遊びに行ければよかったって。少なくとも、もう少し眠っていたいのね。」と返す。ただ子どもの意見を否定するよりも、空想の中で願望を叶えた方が、子どもは親を理解してくれていると思ってもらえるからだと、著者は言います。
子どもと生活をしていると、子どもの要望にどうしても断らなければならない場面がたくさんあります。施設は集団生活なので、時には一般家庭よりも厳しい、融通の利かない関わりが必要な時もあります。
これまで子どもが要望を言ってきた時に、私はダメである理由を伝えて話を終えることが多かったのですが、これからは、子どもの気持ちを汲み取る言葉かけをしていきたいと思いました。
参考にさせていただいた本
子どもの話にどんな返事をしてますか?(ハイム・G・ギノットさん著)