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アドラー心理学から学ぶ、『子どもにとって一番大切なもの』とは

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『嫌われる勇気』により、多くの人に知れ渡ったアドラー心理学。これを子育てに応用した星一郎さん著書『アドラー心理学で「子どものやる気」を引き出す本』。この本からは、子育てに関わる人にとって、一番大切なことを学びました。

子育てで一番大切なことは、『自信』を育むこと

星さんは、次のように言います。

見かけは何の問題もなかった「いい子」が、中学生になり思春期を迎えるころに、ガラリと変わってしまうことは少なくありません。それは小学生のときに、しっかり自分に自信をもてるように育てられなかったためです。(省略)悩みを抱えたお母さんたちに、私はいつも、「子どもが自分に自信をもてさえすれば、すべての問題が解決するのです」と言ってきました。なぜなら、自分に自信があるならば、たとえどんな困難なことに出合ったとしてもやる気を失わず、乗り越えられたはずだからです。自分の人生を、自分の力で積極的に切り開いていくことができるのです。

自分に自信がない子どもは、他人と比較したり、すごいと言われている組織に所属したりと、周りを基準に自分の価値を決める傾向にあると思います。しかし、それでは、一生周りと比較をし一喜一憂し続ける人生を歩まなければならず、それは苦しいことだと思います。子どもが『私は今が幸せ』、『私は自分のことが好きだ』と思えるように大人が働きかけることが何より大切だと思います。

子どもに自信をつけるために大人が心がけたいこと

本書では、子どもに自信をつける30の方法が紹介されています。その中で、これからすぐに使える方法を紹介します。

〇自分を好きになる第一歩は、「人から好かれること」

いじめられている子どもは、友だちから「おまえなんか嫌いだ」と絶えず言われ続けているのと同じ状態なのです。「自分を好き」と言われ続けているのと同じ状態なのです。「自分を好き」という感覚をどんどん奪われ続けている子どもが自分を好きになるには、自分の好きな、大切な人から、「あなたが好き」と言う声を頻繁にかけてもらう必要があります

大好きな人から、「好き」「あなたがいてくれてよかった」と言われると、『こんな私でも、大切に想ってくれる人がいる』『私は存在する価値のある人間なんだ』という自信に繋がります。あなたが大切な人から投げかけてもらった言葉で、心が温まったり、『自分は存在していいんだ』と思うことができた言葉はありませんか。それをそのまま子どもにプレゼントしてあげればよいのだと思います。

〇大人の価値観は子どもに伝染する

私は、親の価値観が子どもに大きな影響を与えると考えています。大人が属性や学歴を気にする人間だと、子どもはその大人に認められたいがために、それらを大切にするようになると考えています。また所有物(高級車、持ち家など)の自慢ばかりしている家庭で育った子どもは、「僕のうちはゲーム機5個もあるんだぜ」、「私は〇〇を持ってるよ」と友達に自慢をしているのではないでしょうか。しかし、

「私は毎日あなたと一緒に過ごせて、楽しく美味しいご飯が食べれるだけ幸せ」

「高い物やおもちゃを持っていなくても、こうして兄弟で仲良く遊べるのって最高だよね」

と言う大人の下で育った子どもは、友達に自慢する子どもに育つでしょうか。2人の子どもを持つ友人は、後者の方で、他の子ども達が自慢をしてきても「すごいね。それってどういうおもちゃなの?」と言うことができるそうです。

また本書で著者は、上手くいかない事を周囲のせいにする大人から育った子どもは、問題回避思考が育ち、大人が状況を受け入れ、ではその状況の中で何ができるかを子どもと考える場合、子どもの問題解決思考が育まれると言います。

つまり、あなたに『子どもにこう育ってほしい』と言う想いがあるのなら、まずあなたがそのような人間になる必要があると言うことです。私が施設で子どもと接していると、子どもは怖いくらいに大人のことを良く見ています。常に私達大人は見られ、手本にされていると言う意識を忘れないでいたいものです。

本書には、子どもの自信を育てるため、またあなたが子どもを大切に想う気持ちをどのように表現したら良いのかを、エピソードを交えて紹介されています。是非読んでいただきたい一冊です。