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『伝え方が9割』から学ぶ子育てのスキル

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国内外でコピーライターとして活躍している佐々木圭一さんの著書『伝え方が9割』。本書では、相手にお願いをする時の返答「ノー」を「イエス」に変える技術を紹介しています。今回は本書から学んだ、特に子育てに活かせるような技を2つ紹介いたします。

佐々木圭一さんとは

コピーライター/作詞家/上智大学非常勤講師

上智大学を卒業後、博報堂を経て、株式会社ウゴカスを設立。もともとコミュニケーションが得意ではなかったにも関らず、コピーライターとして配属され、ストレスで1年で10キロ体重増。良い言葉が集まっていると言う詩集、書籍などを読みあさり、ノートに書き写す日々。膨大な量の言葉を見ていくうちに、『心を動かすコトバには、法則がある』と気付く。そこからコトバの法則を見つけ実践する日々に変わり、作詞の依頼が来てそのアルバムがオリコン1位になったり、50以上の国内外の賞を積み重ねる。 

1.あなた限定

もともと人は「あなた限定」に弱いです。何十万円もするツボとか買ってしまう人がいるほど弱いです(笑)。(省略)「あなた限定」からつくるこの技術が効くのは、実は、沢山の人数にお願いするときです。例えば、誰も行きたくない自治会のミーティングに誘う時の伝え方。

自治会のミーティングに来てください」

 →あなたのメリットでしかない。

「他の人が来なくても、斉藤さんだけは来てほしいんです」

 →その人の名前を使い「私こそが必要と思ってくれている」と思わせ、心を満たすことで相手のメリットに変える。

佐々木さんは、沢山の人数にお願いする時に「あなた限定」が使えると言っていますが、私は子育てにおいても、子どもが大切にされると感じ、自己肯定感を高めるためにも、『あなただけだよ』と言うメッセージが使えるのではないかと思いました。

例1.「〇〇ちゃんにしか話せないんだけどさ~」

私がこのように話された時、『私は秘密の話をしてもらうくらい大切にされてるんだ』、『他の誰でもなく、私に話してくれている』、『私って頼られてるのかも』と言う気持ちになり、その人に対する好意が一気に上がります。私は同年代位の人に対してこの技法を使ったことがありますが、しばらくして、その人も自身の話をしてくれる機会が増えるようになり、関係性が深まったことを感じました。

例2.「~してくれるのは〇〇さんだけだよ。いつもありがとう」

 過去に私がこのように言われた時、

『私はこの人にとって特別な存在なんだ』

『私はこの人の役に立てている。喜んでもらえてうれしいなぁ。』

『もっと喜んでもらえることはないかな』

と嬉しい気持ちになった経験があります。こう言ってくれる人のためには、もっと頑張ろうと行動量が増したことがありました。

 

2.チームワーク化

お願いを相手任せにするのではなく、「いっしょにやりましょう」とあなたと相手をチームワーク化するのです。人はひとりだったらしないことをするようになります。人はもともとコミュニティを大切にし、集団行動する動物です。誰かがやるなら自分もやりたくなるのです。(省略)例えば、勉強嫌いの子どもに勉強させるとき、どう言ったらいいでしょう?

「勉強しなさい」

→あなたのメリットでしかない。

「いっしょに勉強しよう」

→面倒なことであっても、人といっしょであれば動くもの。

子どもを持つすべてのお父さんお母さんに耳寄りな方法です。

私がこれを読んで実践しているのは、『一緒に』と言うメッセージ。仕事をただ任せられるよりも、私はこれをやりますから、あなたはこれをしてくださいと言うような感じの方が、動いているのは自分だけではないと感じることができ、私も頑張ろうと思うことができます。

本書は、

・できるだけ自分の思い通りになる話し方を知りたい

・メンバーに気持ちよく動いてもらいたい

・恋活中。気になっているあの人をデートに誘いたい

・家族との関係を円滑にしたい などなど

とにかく、『コミュニケーションスキルを上げたい!』と思う方にお勧めの一冊です。読んで実践すればあなたの人生が変わると思います。おすすめです。

 

 

 

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