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将棋界の王者から学ぶ、直感力を磨く方法

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将棋界の王者として、記録を次々と塗り替えてきた羽生善治さん。羽生さんは、大局で大切なことの一つに、直感力を挙げています。それは、限られた時間の中で、何手先をも無意識レベルで捉えて瞬時に決定し打つ一手は、迷いのない、強力な一手となるのです。

今回は、直観力とは何か。直感力を得ることでどんなメリットがあるのか。どのようにして直感力を鍛えることができるのかを学んでいきたいと思います。

 直感とは何か

羽生さんは、直観のことを、次のように言います。

・瞬時のうちに、腑に落ちる。

・考えを巡らせることなく、一番いい手が見つけられる

・その他を見ないことにできる、惑わされないという意志

・直観とは、何もないところから湧き出るわけではない。模索した経験を前提として蓄積したものである

本書で羽生さんは、直観とは、今までの経験の蓄積により生まれると説明しています。これまでの経験が情報として脳に蓄積され、ある時に突如無意識レベルで選択できるようになるとのことです。

直感力があるとどうなるのか

直観力があると、私たちの日常生活でどのように役立つでしょうか。

〇人や環境を選べるようになる

人にいい悪いもないとは思いますが、仕事でもプライベートでも、あなたの大事な時間や労力、精神エネルギーを奪うような人がいます。人を選ぶ直観力がつくと、そのような面倒くさい人、逆を言えば、面白そうな人を瞬時に見分けることができるのだと思います。面倒くさい人とはすぐに距離を置き、素晴らしい人の側にいることで、あなたの大事な人生をより豊かにすることができるのではないでしょうか。環境もそれと同じだと思います。

〇人生における決断が早くなる

日々の生活や、大きな人生の選択において決断が早くなることで、悩んでいる時間が圧倒的に短縮され、そのため早く行動に移すことができます。そうすることで、早く結果が生まれ、私達の人生を好転させるような成果が得られやすいと思います。

直観力を磨くために、今からできることは

〇数多くの経験をし、その経験を消化する

羽生さんは、直感力を磨くには、経験が必要と言いました。そのため、まずは行動あるのみだと思います。今の羽生さんがあるのも、数えきれない程の大局、一手を積み重ねたためだと思います。また、情報を脳に蓄積させるためにも、その情報をきちんと消化させることが大切だと思います。例えば人間関係の場合、あなたがストレスを感じて『もう会いたくない』と思うような人は、何がいけなかったのかを考えることで、次に同じような人がいても瞬時に回避することができます。『もう会いたくない』で終わってしまっては、あなたの苦い経験がもったいないと思います。

 〇些細なことでも、直観を使ってみる

作家の本田健さんは、直観力を高めるために、まずはレストランなどで決めるメニューを一瞬で決めることをお勧めしています。そうすることで、すぐに物事を決定する癖がつくと言います。 

直観力がつけば、きっと、くよくよ迷っている時間が少なくなり、あなたの人生がより豊かなものになると思います。本書では、羽生さんの将棋を通した直感力の磨き方だけではなく、好きな事の見つけ方や、モチベーションの高め方なども紹介されています。

おすすめの一冊です。

 

 

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