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子育てでイライラしてしまうあなたを助けてくれるのは・・

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 本書の著者である増田修治先生は、子育てで苛々してしまうあなたを助けてくれるのは、『ユーモア』だと言います。

増田修治先生とは

白梅学園大学 子ども学部教授。本書を出版した2005年時点では、小学校教諭および埼玉大学非常勤講師として活躍。教育の一環として''ユーモア詩''を取り入れ、学級通信では子どもが書いた詩を採用。親子の会話が広がり、子育てが楽になる内容となるように工夫をしている。このような活動がメディアに注目され、徹子の部屋にんげんドキュメントなどに出演。これまでに本は10冊以上を執筆。

私が本書と出逢ったきっかけ

施設の子どもが私に嫌味を言い続け、困った時期がありました。それを心理士に相談したところ「最近志田先生とその子の楽しい関りは減っていませんか」と言われ、『確かに。。子どもに指摘や声掛けばかりをして、子どもに生活が楽しいと思ってもらいたいと言う気持ちが薄れていた』と気付きました。そこで私は、子どもに楽しい時間を過ごしてもらうためには何ができるかと考えていた時に、本書に出逢いました。

本書の構成

本書は、子ども達が書いたユーモア詩が載っており、それに沿ってあなたと子どもを幸せにするヒントを紹介しています。

・ユーモアな大人のエピソード

・親の困った時(乳離れしにくい・テストで悪い点を取った・食べ物の好き嫌いがあるなど)の対処法

・子どもから見た親の口癖

・親が子どもに対してイライラしにくくなる考え方

などについて、具体的なアドバイスが紹介されているため、読んですぐに活用できます。また本書では子どもが喜ぶ寒いダジャレも紹介されています。

ユーモアの効果

1.あなたや子どものストレス耐性が強化される

 増田先生は次のように言います。

現代社会は、本当にストレスの多い社会になってきています。そのストレスは、子どもたちにも同様か、それ以上にかかっているのです。私が担任した小学校四年生と六年生にストレス調査をしたところ、「ストレスを感じる」「なんだかイライラしてしょうがない」と答えた子どもが、小学校四年生で80%、小学校六年生で86%いるのです。そう考えると、ストレスを時には笑い飛ばすぐらいのしたたかさがないと生きていけないのではないかと思えてくるのです。だからこそ、学校や社会や家庭が笑いのあふれたものになることが、今の子どもたちの問題を解決する大きなカギになるのではないかと思っているのです。私は今までたくさんの子どもたちを担任してきましたが、「笑いのある家庭」の子どもの方がおおむね子育てがうまくいっているように思うのです。

ユーモアのセンスを磨くことで、あなたも子どもも、ちょっとしたことではイライラしたり落ち込んだりしないようになると言うのです。

2.人のことを笑って許せるようになる

ある日、明らかに歯磨きをしていない子どもが、歯磨きをしたと言い張ったことがありました。歯ブラシは完全に乾燥している状態。私は子どもに「何で嘘ついたの?」と責め立ててしまいました。子どもは硬直し、「歯磨きしたもん」と言い続けました。これを職場の先輩に話したところ、「子どもを直球で縛ってしまってもお互い窮屈になってしまうから、もっと志田さんも楽な気持ちになって、『あれ〜歯ブラシ濡れてないなぁ。。歯ブラシを濡らさないすごい技を使ったもんだねぇ』などと変化球を投げてあげた方がお互い気持ちが楽になるよ」とアドバイスをもらいました。子どもは簡単に嘘をついてしまったり、いたずらもたくさんする生き物だと思います。それにいちいち反応しては、大人の身も持たないなと感じました。『私も親に嘘ついちゃったことあるしなぁ』『私が尊敬しているある人は、小学校の頃4日間も歯磨きしなかったこともあるって言ってたからなぁ。。』などと肩の力を抜いて考えていきたいと思いました。

3.大局的な視野が育まれる

 あなたは子どもに対して、『勉強が全然集中できない』、『友達を叩いてしまった』、『ゲームばかりしている』、『何も手伝いをしない』とイライラすることはありませんか。私も毎日のようにイラっとしてしまいます。しかし、その一つの視点で子どもを見てしまうことは、子どもが生きづらくなることに繋がると増田先生は言います。

「ユーモア」というのは、一つの物事を一方向からだけ見るのではなく、ずらして見ることで生まれてきます。そうした「ユーモア」を家庭や学校や社会が大事にしていくことが、実は自分や子どもを別の角度からとらえ直す力となっていくのです。

 先程述べた歯磨きの話で出てきた子どもは、殆ど毎日しっかりと歯を磨きます。後から考えてみると、その一回の嘘を拡大して責めてしまうのは、子どもが可哀想だったなと思いました。その子どもは優しくて笑顔がかわいくて、飛びぬけた発想力があって・・など私はその子どもの大好きなところ、素敵なところを100個は挙げられます。それをたった1回の行動で子どもをネガティブな感情で見てしまうのは視野が狭かったなと反省しました。

あなたと子どもの生活が楽しくなるためにこれからできること

1.理由を聞く

本書では、増田先生がバスに乗っていた時のエピソードが紹介されています。駅を出発してすぐに降車ボタンが押され、その犯人は子どもでした。乗客は「人騒がせな!」と言う顔をしていましたが、母親が子どもに理由を聞くと、『持っているロボットのボタンを押すといろいろなものが飛び出すから、それと同じようにバスのボタンを押すと何かが飛び出すと思った』と言ったそうです。「人騒がせな!」と言う顔をしていた乗客の顔は、思わずゆるんでしまい大笑い。このように、大人にとって迷惑だと感じる言動の裏には、ユニークな理由が隠れているかもしれないのです。言動の理由を聞くことで、あなたのイライラが吹っ飛び、楽しい気持ちになるかもしれません。

2.一緒にバカになる

『おしるこの団子をうんこやおっぱいにしてしまうお母さん』

『ホテルの温泉に飛び込みをし、バタ足までしてしまうお父さん』

『パンツ姿でボディビルダーのマネをしている兄弟を見て、「もっとこうするんだ」と、パンツを尻に食い込ませてしまうお父さん』

など、本書では子どもも笑ってしまうような行動をする大人のエピソードが詰まっています。施設勤務をして子どもと接していると、子どもは面白い事、面白い大人が大好きだと言うことを感じました。あなたも子どもと一緒に楽しむことができれば、子どもとの絆も深まると思います。まずは、一発ギャグから言ってみても良いかもしれません。(私のセンスは微妙なので8割以上子どもに失笑されていますが。。数うちゃ当たるだと思っています!)

3. あなたがまず笑ってみる

笑いは、相手に親しみを伝えるための大きな手段になります。あなたが友達と話をしている時、笑顔で楽しそうに聞かれるのと、真顔で聞かれるのとでは、印象が違うと思います。笑顔でいることは、相手に安心感を与えることができます。

ビリギャル母が夫との不仲で悩んでいた時、自ら笑うようにしたところ、夫は人が変わったように怒ることがなくなったと言います。少しずつでも、あなたが笑顔を増やせば、あなたも家族も幸せを感じる時間が増えると思います。

 本書が、あなたの子育てを少しでもラクに楽しくなるような助けになりますように。